D'ERLANGER

D'ERLANGER（デランジェ）

D'ERLANGERは、1983年に結成された日本のロックバンドで、1990年まで活動した後に2007年に再結成されました。彼らは特にヴィジュアル系の先駆者として知られ、そのスタイルと音楽は、多くの後続のバンドに影響を与えました。

メンバー

元々のメンバーは以下の通りです。

• - kyo（磯野宏） - ボーカル
• - CIPHER（瀧川一郎） - ギター
• - SEELA（中尾朋宏） - ベース
• - Tetsu（菊地哲） - ドラム

また、解散前のメンバーには、初代ボーカルの宮平薫や二代目ボーカルのDIZZYがいました。

結成と初期の活動

D'ERLANGERは京都を中心に活動を開始しました。ギタリストのCIPHERは16歳でステージに立ち、彼は有名なヘヴィメタルバンド44MAGNUMのギタリストJIMMYのローディーとして働きました。
このバンドは、ボーカルのkyoやドラムのTetsuがミュージシャンとしてのキャリア初期において、SAVER TIGERというバンドに在籍していたことも特徴的です。
D'ERLANGERの名前には「淫靡な誘惑」という意味があると言われていますが、「erlanger」という単語はフランス語の辞典には載っていない点が興味深いです。

音楽とスタイル

彼らは自身の音楽スタイルを「SADISTICAL PUNK」と名付けていました。1989年には関東へ活動拠点を移し、インディーズレーベルのDANGER CRUE RECORDSから1stアルバム『LA VIE EN ROSE』をリリースし、これがヒットしました。
1990年にBMG VICTORのAriolaレーベルからメジャーデビューを果たしますが、同年の11月には解散を発表します。

再結成とその後

2007年には、解散時のメンバーであるkyo、CIPHER、SEELA、Tetsuが再び集まり、活動を再開しました。この時、彼らはレコード会社もavexに移籍しました。
その後、2013年にはWARNEER MUSICへ再移籍し、活動を続けています。

メンバー各自の活動

解散後、メンバーそれぞれが別のバンドで活動を行いました。kyoはDIE IN CRIESやBUG、CIPHERはCRAZEなどで活躍しました。SEELAやTetsuもそれぞれのプロジェクトで活動を続けました。

ディスコグラフィ

D'ERLANGERは多くのアルバムやシングルをリリースしており、特にアルバム『LA VIE EN ROSE』は彼らの名作として評価されています。ライブアルバムやトリビュートアルバムへの参加に加え、映像作品や写真集も出版されるなど、様々な形で彼らの音楽が楽しめます。

活動の影響

D'ERLANGERは単なるロックバンドにとどまらず、ジャンルを超えて日本の音楽シーンに深く根付いた存在です。彼らが与えた影響は今でも多くのアーティストによって受け継がれています。

公式情報

• - D'ERLANGER OFFICIAL SITE
• - D'ERLANGER ワーナーミュージック・ジャパン
• - D'ERLANGERのFacebookページ

D'ERLANGERは、その音楽だけでなく、視覚的なスタイルでも独自の世界を築き上げ、多くのファンを魅了し続けています。

もう一度検索