D4プリンセス

D4プリンセス：皇女たちのSFアクション

概要

『D4プリンセス』は、原田将太郎氏によるSFアクション漫画、およびそれを原作としたテレビアニメです。月刊誌で連載され、単行本全4巻で完結しました。連載期間は約4年に及び、初期と後期の作風には変化が見られます。主人公たちは「パンツァー」と呼ばれる能力者で、個性豊かな鎧と武器を駆使して戦います。特に、主人公・瑠璃堂どりすを含む三姉妹と、すぴなの武器は「螺旋皇機」と呼ばれる皇女専用のドリルです。タイトルの「D4」は、どりすが4番目のカイザー・ドリルを所持することに由来します。作品世界や武器、組織に関する詳細な設定は単行本に記載されています。キャラクター名や技名には、勇者シリーズからのオマージュが多数見られます。

ストーリー

螺旋皇国第三皇女のどりすは、失踪した長姉・どりなを探すため、自治都市「東方帝都」に留学します。留学期間中は、様々なパンツァーとの戦いを経て成長し、どりなの失踪と自身の秘密に迫っていきます。

登場人物

瑠璃堂どりす: 主人公。13歳。明るく天真爛漫な性格だが、幼少期は幽閉されていたため、世間知らずな一面も。彼女の重甲は自己進化能力を持ち、武器には敵を殺さない安全弁が備えられています。当初は姉に注目されたいという気持ちから自己中心的でしたが、様々な経験を経て成長し、国民を想う立派な皇女になります。実は、幼い頃から悪鬼・リリスに取り憑かれており、「血の審判」事件に関わっていました。最終的にリリスと決着をつけますが、記憶を失い幼少期の姿に戻ってしまいます。アニメ版では、より甘やかされて育った設定で描かれています。

瑠璃堂どりあ: どりすの次姉。21歳。おっとりとした外見とは裏腹に、行動は荒々しく、怒らせると怖い一面も。妹思いで、強い戦闘力を持つパンツァーです。アニメ版では、どりすの厳しいコーチ役として描かれています。

瑠璃堂どりな: どりすの長姉。26歳。「血の審判」事件の犯人とされていますが、実際は無実です。スラム街で地下組織のリーダーとして暮らしていました。妹を鍛えるために刺客を送り込みますが、それはリリスから解放するための策略でした。アニメ版では、回想シーンにのみ登場します。

旋風院すぴな: どりすたちの分家筋にあたる少女。18歳。家出して東方帝都で気ままに暮らしています。戦闘力が高く、銃器や重甲の改造技術にも長けています。アニメ版には登場しません。

天野サイコ: どりすの級友。情報収集能力に長けています。アニメ版には登場しません。

銀乃つばさ: どりすの級友。ジャーナリストを目指しています。パンツァーではありませんが、どりすをサポートします。アニメ版では、どりすのルームメイトとして描かれています。

愛野のぞみ: どりすの級友。関西弁で話す明るい性格。原作ではパンツァーですが、アニメ版では設定が変更されています。

結城英雄: どりすのお付きの男性。実は「血の審判」事件の真犯人です。アニメ版には登場しません。

五十嵐雷蔵: どりすの下宿先の息子。アニメ版には登場しません。最終的にどりなと結ばれます。

その他: 鋼、なあす、羽佐間切人、紐呂木、レイン・マクロード、影狼、影鷹、影虎、ゼネラル・モーターバロン、シスター・マリィ、リリスなど、個性豊かなキャラクターたちが物語を彩ります。アニメ版オリジナルキャラクターとして、我王ねじる、高枝はさみ、栗奈のずる、光井あかりなども登場します。


用語

パンツァー: 各自の能力が具現化した鎧（重甲）をまとい、武器（ツール）を使って戦う特殊能力者。

螺旋皇国: どりすたちの母国。皇女は13歳まで隔離され、13歳から20歳まで留学するしきたりがあります。アニメ版ではこのしきたりは存在しません。

東方帝都: 犯罪者も多い自治都市。アニメ版では、街の治安に関する描写は少ないです。

帝都学園: どりすたちが通う学校。アニメ版では、舞台のほとんどがここです。

血の審判: どりなの「最終審判」の日に起きた大量虐殺事件。

レコン: リリスの肉体が封印されているモニュメント。


アニメ版

アニメ版は、原作とは異なるコメディー色の強い学園スポ根ものとなっています。設定やストーリーも大きく変更されています。


その他

小説版、ラジオ番組、CD、DVDなども発売されています。


この概要は、提供された情報に基づいて作成されており、追加の情報や詳細な設定については、原作漫画やアニメ作品をご参照ください。

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