DAK47

DAK47：韓国製AKMクローン銃器の詳細

DAK47は、韓国のダサン社によって開発された、AKM（ modernized AK-47）を忠実に再現した銃器です。ダサン社は元々、自動車部品などの機械部品を製造する民間企業でしたが、1996年以降、警察向けに銃器の生産を開始し、その一環としてDAK47が開発されました。

構成

DAK47という名称には「AK47」が含まれていますが、実際にはAKMのコピーです。基本モデルであるDAK47Wは、ソビエト連邦製のオリジナルAKMと仕様に大きな違いはありません。プレス加工で製造されたレシーバー、木製の固定銃床とハンドガード、そしてプラスチック製のグリップを備えている点が特徴です。

派生型

DAK47には、基本モデルから近代化された派生型まで、いくつかのバリエーションが存在します。

DAK47W: 基本モデルであり、最もAKMに近い仕様です。木製の固定銃床とハンドガード、プラスチック製のグリップを備えています。

DAK47P: 近代化モデルであり、人間工学の向上が図られています。銃床は伸縮・折りたたみ可能なマグプル製ZHUKOV-Sに変更され、ハンドガードもマグプル製ZHUKOVハンドガードに交換されています。グリップもマグプル製のMOE-K2 AK47/AK74に変更されており、ピカティニーレールを使用することで拡張性も向上しています。ただし、レシーバーカバーはDAK47Wから変更されていないため、照準器の搭載はできません。

DAK47A: こちらも近代化モデルであり、ハンドガードが4面ピカティニーレールを備えたSRVVクワッドレールハンドガードに変更されています。レシーバーカバー上には、ポーランドなどで見られるフロントトラニオンに固定された特別なピカティニーレールが追加されており、精度の低下を抑えつつ照準器の搭載を可能にしています。グリップと銃床はDAK47Wから変更されていません。

MPK-RK 7.62: フィンランド向けに近代化されたモデルです。ハンドガードは4面ピカティニーレールを備えたものに変更され、銃床は伸縮調整可能なものに、グリップはマグプル製のMOE-K2 AK47/AK74に変更されています。MPK-RK 7.62は、フィンランド軍向けではなく、予備兵や民間人の訓練機関であるフィンランド国防訓練協会(MPK)に向けて2020年に配備が予定されていましたが、新型コロナウイルスの影響でフィンランドの税関業務が滞り、配備が遅れていました。最近になってようやく配備が開始されました。また、軍事機関ではなく準備軍事機関での使用を想定しているため、セミオート射撃のみが可能です。

脚注

出典：

https://21stcenturyasianarmsrace.com/2018/09/01/this-south-korean-manufacturer-builds-its-own-akms/
https://www.sohu.com/a/444434172_120482090

関連項目

AK
AKM
kbs wz. 1996 ベリル

外部リンク

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