DATE BIKE

DATE BIKE：仙台の街を自転車で駆け巡る

仙台市中心部で展開されているコミュニティサイクル事業「DATE BIKE（ダテバイク）」は、市民の生活に密着した便利な交通手段として親しまれています。この記事では、DATE BIKEの料金体系、利用方法、歴史、そしてサービスを取り巻く現状まで、詳しく解説します。

料金体系

DATE BIKEの利用料金は、大きく分けて「1回会員」と「月額会員」の2種類があります。支払方法は、クレジットカードまたはドコモ払い（月額会員）が基本です。1日パス、学生パス、午後パスといった短期利用向けのプランも用意されており、こちらは現金や交通系ICカードでも支払いが可能です。

1回会員
基本料金：無料
最初の60分：165円
延長料金：30分毎に165円（60分超過の場合のみ）

月額会員
基本料金：月額3,300円
最初の30分：無料
延長料金：30分毎に165円（30分超過の場合のみ）

利用方法

利用するには、まず専用のスマートフォンアプリに登録する必要があります。登録が完了したら、街中に設置されたポートから自転車をレンタルできます。返却は、借りたポートでなくても、他のDATE BIKEポートであればどこにでも可能です。

自転車の解錠には、当初は4桁のパスコードが必要でしたが、2014年からはFeliCa対応の自転車が導入され、ICカードやスマートフォンをかざすだけで解錠できるようになりました。ただし、2023年9月からは、「海手サイクル」エリアとの相互利用は停止されています。

サービスエリアと自転車

DATE BIKEのサービスエリアは、仙台市都心部を中心に、北は北仙台、南は長町、西は青葉山の東側、東は卸町付近まで広がっています。自転車は全て20インチの電動アシスト自転車です。以前は、幼児用座席付きの3人乗り自転車や折りたたみ自転車も提供されていましたが、現在は20インチ電動アシスト自転車のみとなっています。

DATE BIKEの歴史

DATE BIKEは、2010年の社会実験を経て、2012年にNTTドコモとの協定締結、2013年3月にサービスを開始しました。当初は12ポート100台でしたが、現在では121ポート940台まで規模を拡大しています。会員数も増加し、サービスの利用は年々増加傾向にありました。しかし、近年は利用状況の変化に対応するため、料金体系の見直しや返却制限といった対策が取られています。

2020年には、自転車の回転率向上とメンテナンス費用の確保を目的に、延長料金が改定されました。また、2024年には、返却自転車の数が駐輪台数を上回る状況に対応するため、一部ポートで返却制限が実施されることになりました。

まとめ

DATE BIKEは、仙台市民の生活を支える重要な交通手段となっています。利便性の高いサービスですが、近年は利用状況の変化に伴い、運営面での課題も浮き彫りになっています。今後のサービス改善に期待しつつ、仙台の街を自転車で楽しんでみてはいかがでしょうか。

年表

2010年11月：せんだいコミュニティサイクル社会実験実施
2012年10月30日：NTTドコモと基本協定締結
2013年3月16日：DATE BIKEサービス開始
2014年11月12日：FeliCa対応自転車導入
2015年2月2日：ドコモ・バイクシェア設立、運営移管
2020年10月1日：延長料金改定
2023年9月1日：1日パス、学生パス、午後パスの料金改定
2024年6月1日：一部ポートで返却制限開始

参考文献

（このセクションには、記事作成に使用した資料を明記します。）

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