DCスタジオ

DCスタジオとは

DCスタジオ（DC Studios）は、ワーナー・ブラザース・ディスカバリー傘下のワーナー・ブラザースの子会社であり、DCエンターテインメントのキャラクターをベースとした映画製作を専門とするアメリカの映画スタジオです。2022年11月1日に、ジェームズ・ガンとピーター・サフランが共同CEOとして経営を掌握し、新たなスタートを切りました。

歴史

DCスタジオの前身となるDCフィルムズは、2016年に映画『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』の評価が分かれたことを受け、DCエクステンデッド・ユニバース（DCEU）の方向性を安定させる目的で設立されました。ワーナー・ブラザースは、マーベル・スタジオのマーベル・シネマティック・ユニバース（MCU）に対抗するため、DCエンターテインメントの映画部門を再編し、ジョン・バーグとジェフ・ジョーンズを共同責任者に任命しました。

しかし、2017年に公開された『ジャスティス・リーグ』は、巨額の製作費をかけたにもかかわらず興行収入が伸び悩みました。この結果を受け、DCフィルムズは再び組織の立て直しを迫られることになります。その後、2018年1月にウォルター・ハマダが社長に就任し、DCEUの作品を統括するようになりました。ハマダは、ホラー映画のプロデュースで実績があり、それまでの「監督主導」の方針から、より戦略的な映画製作へとシフトチェンジを図りました。

2022年9月、ワーナー・ブラザース・ディスカバリーのCEOであるデビッド・ザスラブは、DC映画を統括するリーダーを求めていることを発表し、長年DCフィルムズを率いてきたハマダは、後任が決まり次第辞任することになりました。

2022年10月、ジェームズ・ガンとピーター・サフランが、DCフィルムズの後継となるDCスタジオの共同会長兼CEOに就任することが発表されました。ガンはクリエイティブ面を、サフランはビジネス面をそれぞれ担当し、今後4年間のDC映画、ドラマ、アニメの製作を統括することになりました。

経営体制

現在の経営陣は以下の通りです。

ジェームズ・ガン: 共同会長兼共同CEO、クリエイティブ面を統括
ピーター・サフラン: 共同会長兼共同CEO、ビジネス面を統括
シャンタル・ノン: プロダクション担当副社長、DCベースの映画開発・制作管理を統括。

過去には、ジェフ・ジョーンズ、ジョン・バーグ、ウォルター・ハマダなどが経営に携わっていました。

主な製作作品

DCスタジオは、実写映画、アニメ映画、テレビシリーズなど、様々なジャンルの作品を製作しています。

実写映画

DCフィルムズが製作した映画（DCEUに属さない作品も含む）
DCスタジオが製作した映画（DCU、DCEUに属さない作品も含む）

アニメ映画

テレビシリーズ

ドラマシリーズ
アニメシリーズ

関連情報

DCスタジオに関する詳しい情報は、以下の公式サイトで確認できます。

公式ウェブサイト

まとめ

DCスタジオは、DCコミックスのキャラクターを基にした映画製作を専門とする映画スタジオであり、ジェームズ・ガンとピーター・サフランが共同CEOに就任したことで、新たな体制で作品製作が進められています。今後のDCユニバースの展開に目が離せません。

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