DEAR KISSは、
2016年に結成された日本の女性
アイドルグループです。FIFTY-FIFTY株式会社に所属し、約8年間にわたり活動を展開しました。このグループの活動における大きな特徴は、リーダーである四島早紀が「プレイングマネージャー」という役割を担っていた点です。これは、メンバーとしてステージに立つだけでなく、運営スタッフの一員としてグループの方向性を探求し、活動の裏側も含めてファンに伝えるという独自のスタイルでした。
グループは、元
GALETTeの四島早紀を中心に、元「Barbee」の齋藤里佳子ら、様々なキャリアを持つ5人のメンバーで
2016年2月9日に始動しました。同日開催された四島早紀の生誕祭でお披露目を果たし、本格的に活動を開始しました。結成当初から精力的にライブを行い、定期公演「THE REAL」を開始。
2016年8月には初の単独公演を成功させました。これに先立つ8月には、初のミニアルバム「DEAREST DREAM -first and best moment-」を発表し、オリコンチャートで好成績を収めるなど、初期から注目を集めました。しかし、初のワンマンライブをもって初期メンバーの水野真莉絵が卒業するなど、活動初期からメンバーの変動を経験しました。
その後もメンバーの入れ替わりは続き、
2016年11月には元
GALETTeのののこが新メンバーとして加入。同月にはセカンドワンマンライブを開催し、初のシングル「SHINY SHY GIRL」をリリースしてオリコンでも実績を残しました。2017年には全国ツアーを実施するなど、活動の幅を広げます。メンバーは度々変動し、伊山摩穂や
山田まひろが加入するなど、様々な個性がグループに彩りを添えました。そして2021年1月には、
ビクターエンタテインメントからのメジャーデビューを発表。メジャーリリースされた楽曲はテレビ番組のエンディングテーマに起用されるなど、メディアでの注目度も高まりました。
メジャーデビューを経て活動を続ける中で、再びメンバーの変動がありました。伊山摩穂や初期メンバーの齋藤里佳子が卒業。新たなメンバーが加わる一方、グループの体制は変化を続けました。そして
2024年9月、グループは現体制での活動終了を告知します。結成から約8年間、メンバーの加入と卒業を繰り返し、常に変化し続けてきたDEAR KISSは、
2024年11月22日に開催されたラストライブをもって、その全ての活動に終止符を打ちました。
DEAR KISSは、ミニアルバムやシングルといった音楽作品を発表し、オリコンチャートでも実績を残しました。ライブパフォーマンスを活動の柱とし、定期公演や単独公演、全国ツアーなど、多岐にわたるライブ活動を展開しました。また、テレビやラジオ番組にも出演し、幅広いメディアでその存在感を示しました。プレイングマネージャー制という独自のスタイルと、メンバーそれぞれの個性が融合したパフォーマンスで、ファン「LIPS」に愛されるグループとして、約8年間の歴史を刻みました。