DER ZIBET

DER ZIBET（デルジベット）

1984年に日本で結成されたロックバンド、DER ZIBETは、音楽シーンに強い影響を与えた存在です。1996年には無期限の活動休止を発表しましたが、2007年から再び活動を再開し、多くのファンに支持されてきました。しかし、2023年8月5日にボーカルのISSAYが不慮の事故で亡くなり、彼の死はバンドにとって大きな打撃となりました。

メンバー

DER ZIBETのメンバーは、次の通りです。

• - ISSAY（藤崎一成）（ボーカル・作詞、1962年7月6日生まれ、2023年8月5日没）

静岡県出身で、61歳で亡くなりました。ソロアルバム「FLOWERS」のリリースをはじめ、ΦやHAMLET MACHINEなどでも活動しました。

• - HIKARU（吉田 光）（ギター・作詞・作曲、1960年2月22日生まれ）

京都府出身の彼は、バンドの音楽スタイルを支える重要なギタリストです。

• - HAL（川島晴信）（ベース、1962年11月5日生まれ）

東京都出身で、安定したリズムを提供しています。

• - MAYUMI（三瓶真弓）（ドラムス、1962年12月15日生まれ）

東京都出身のドラム担当で、バンドに活気を与えています。

• - MAHITO（藤原真人）（キーボード、1961年7月12日生まれ）

栃木県出身の彼は結成当初のオリジナルメンバーですが、メジャーデビュー前に脱退。その後、サポートメンバーとして活動し、再結成時に戻りました。

音楽スタイルと影響

DER ZIBETは、1985年のシングル『待つ歌』でデビューを果たし、続くアルバム『Violetter Ball』で彼らの特異な音楽スタイルを確立しました。耽美なギター・ロックのサウンドと独自の美学の融合は、当時の日本の音楽シーンには新しい風を吹き込みました。
彼らの音楽は「レッド・ツェッペリン系のサウンドで、ゴシックで切ない」という特徴があり、しばしば「和製デカダンス・バンド」と呼ばれることもありました。彼らは後のヴィジュアル系バンドにも多大な影響を与え、「V系の生ける伝説」との評価を受けています。

バンド名の「DER ZIBET」はドイツ語で「麝香猫」を意味するもので、ドイツ語読みでは「デア ツィベット」となりますが、日本では「デルジベット」と発音されています。

現在と今後

2023年8月にISSAYの急逝以降、DER ZIBETは活動の見通しを失い、公式に「今後の活動予定は全て白紙」と発表されました。ファンにとっては非常に悲しいニュースとなりましたが、2024年7月6日には60以上のアーティストによるトリビュートアルバムがリリース予定です。

関連項目

DER ZIBETは、多くのアーティストと交流があり、特に櫻井敦司は彼らのファンとして知られています。さらに、様々なユニットへの参加や音楽活動を通じて、ISSAYの影響力は今なお多くのミュージシャンに認識されています。
彼らの音楽は今後も多くのリスナーに愛され続けることでしょう。

参考文献

• - DER ZIBET公式サイト
• - ISSAY公式サイト
• - 各種メディアへの出演履歴

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