DJ・ハーツ

デビッド・ジョン・パトリック・ハーツ (DJ Herz)

デビッド・ジョン・パトリック・ハーツは、2001年1月4日生まれのアメリカ合衆国ノースカロライナ州カンバーランド郡ファイエットビル出身のプロ野球選手です。彼は左投げの投手であり、現在はメジャーリーグベースボール (MLB) のワシントン・ナショナルズに所属しています。

経歴

プロ入りとカブス傘下時代

ハーツは、2019年のMLBドラフトでシカゴ・カブスから8巡目（全体252位）で指名を受けてプロ入りを果たしました。契約を結んだ後、彼は傘下のルーキー級アリゾナリーグ・カブスでプロデビューを飾り、6試合に先発登板しました。この年の成績は0勝1敗、防御率2.61、8奪三振というものです。

しかし、2020年はCOVID-19パンデミックの影響によりマイナーリーグの試合が開催されず、ハーツは公式戦での登板がありませんでした。2021年には、A級マートルビーチ・ペリカンズおよびA+級サウスベンド・カブスでプレーし、両球団で20試合に先発登板。記録は4勝4敗、防御率3.31、131奪三振という内容です。

さらに2022年には、A+級サウスベンド及びAA級テネシー・スモーキーズでプレーし、26試合に先発登板。成績は3勝6敗、防御率4.25、141奪三振と、前年よりも多くの経験を積みました。2023年にはスタートからAA級テネシーで活動し、さらなる成長を目指しています。

ナショナルズ時代

2023年7月31日には、ジェイマー・キャンデラリオとのトレードにより、ケビン・メイドとともにワシントン・ナショナルズに移籍しました。移籍後は傘下のAA級ハリスバーグ・セネターズでプレーし、これまでの2球団での成績は22試合に先発し、3勝3敗、防御率3.43、133奪三振を記録しています。また、シーズンオフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、スコッツデール・スコーピオンズに所属して経験を積みました。さらに、11月15日にはルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぐため、40人枠に登録されました。

投球スタイル

ハーツの投球スタイルは非常に評価が高く、特にアマチュア時代から注目を集めていました。彼は、チェンジアップや70 mph台後半のスパイクカーブ、80 mph台前半のスライダーなど多彩な変化球を使用し、打者のバレルゾーンを外す技術にも優れています。また、最速96 mph（約154.4 km/h）の直球を駆使し、これらの変化球とのコンビネーションで打者を翻弄する投球を展開しています。

将来的にメジャーリーグの舞台での活躍が期待されるデビッド・ハーツ選手。彼の成長がプロ野球界でどのような影響を与えるのか、今後の展望が楽しみです。

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