DOLCE〜夏色恋慕〜

DOLCE〜夏色恋慕〜について

『DOLCE〜夏色恋慕〜』は、ロックバンドHysteric Blueの14枚目のシングルとしてリリースされました。この楽曲は、前作から約7ヶ月のブランクを経て発表され、特に三菱電機のカーナビゲーションシステムのCMソングに起用されたことで注目を集めました。バンドの最後のシングルとなるこの作品は、その背景や楽曲の特徴により、今なおファンの間で語り継がれています。

カップリング曲「笑おう」

シングルには、カップリング曲として「笑おう」が収録されています。この曲は、Tama（タマ）とたくやのツインボーカルによるものです。二人のボーカルが織りなすハーモニーは、聴く者の心に深く響き渡ります。楽曲の編曲は佐久間正英及びHysteric Blueによって手がけられ、バンドの個性を際立たせています。このカップリングもまた、シングルの魅力を引き立てる要素となっています。

特殊なCD仕様とその背景

『DOLCE〜夏色恋慕〜』は、Hysteric Blueにとって唯一のコピーコントロールCD仕様です。この形式は、音楽著作権を保護するための施策として導入されたもので、特定の音源が非法複製されるのを防ぐ狙いがありました。しかし、発売されるものの、レコード会社への企画撤退に伴い、強制わいせつ事件を起こしたメンバーのナオキが関与したことで、通常CD仕様としての再発はされず、結果的に廃盤となってしまいました。

バンドの解散とその影響

このシングルのリリースから約9ヶ月後の2004年3月、ナオキが逮捕されるという事件が発生しました。この出来事を受けて、Hysteric Blueは解散を余儀なくされます。『DOLCE〜夏色恋慕〜』は、その後の活動に繋がることなく、バンドの最後のシングルとして位置づけられ、ファンにとって特別な作品となりました。

収録曲

• - DOLCE〜夏色恋慕〜

作詞：Tama
作曲：たくや
編曲：佐久間正英 & Hysteric Blue

• - 笑おう

作詞・作曲：たくや
編曲：佐久間正英 & Hysteric Blue

アルバム収録

このシングルは、アルバム『JUNCTION』にも収録されています。このアルバムは、Hysteric Blueの音楽的進化や多様性が感じられる作品であり、シングルの収録曲もその一部として存在します。

『DOLCE〜夏色恋慕〜』は、Hysteric Blueの音楽史の中で特別な意味を持つ楽曲です。解散以降もこの曲を愛し続けるファンがいることは、バンドの影響力の大きさを物語っています。

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