DOORS (テレビ番組)

DOORS（ドアーズ）

「DOORS」は、2005年にTBSで放送されたゲームアトラクションタイプのバラエティ番組です。この番組は、特に有名な芸能人が多数出演し、視聴者を楽しませるために特別に設計されたアトラクションを通じて競い合う形式でした。放送は特に人気を博し、翌年の正月には再放送も行われましたが、それ以降の新たな放送は2010年以降行われていません。

放送内容と司会者

この番組の第一回目は、TBSの開局50周年を記念して制作されたもので、ナビゲーターは元日本テレビのアナウンサーである福澤朗が務めました。福澤は、番組の進行やアトラクションの紹介を行い、特有の決めセリフで視聴者を盛り上げました。

出場チームには、ナインティナインをはじめとした人気芸人や俳優、グラビアアイドルなどが参加しました。チームは、視聴者にお馴染みの芸能人たちが集まったユニークなメンバーで構成されており、彼らの個性が番組を引き立てていました。具体的には、「アッコにおまかせ!チーム」や「イケメン俳優チーム」など、様々なカテゴリに分かれて競技が行われました。

アトラクションの構成

「DOORS」は4つのエリアから成り立っており、それぞれのエリアで様々なアトラクションが展開されました。挑戦者がアトラクションをクリアすることで、次の扉が開く仕組みになっており、クリアすることで賞品を得ることができる点が番組の醍醐味でした。たとえば、最初のアドベンチャーパークでは、ジャングルアドベンチャーと名付けられたコースが設けられ、厳しい制約の中で視覚や運動能力が試されました。

アトラクションの一部

1. ジャングルアドベンチャー: 高さ8.25mのウォーターボードを使った挑戦。
2. ヘッドバランス: バランスメーターにろうそくを乗せて進み、失敗すると爆発音が鳴る。
3. IQバンジー: パネルの色を記憶して正解を導き出す。
4. ムーンバイク: 高い吊り橋を自転車で渡りきる。

このように、各アトラクションには異なる難易度と特長があり、挑戦者はそれぞれの特技を活かしてクリアを目指しました。また、各局のアナウンサーもレポーターとして活躍し、実況を通じて盛り上がりを助ける役割を果たしました。

視聴率とエピソード

「DOORS」は、初回から高い視聴率を誇り、平均視聴率21.3%、瞬間最高視聴率は28.9%に達するなど、大きな反響を呼びました。収録中には、地震によって一時中断するというハプニングもあり、これが話題になりました。番組の企画としては数億円が投じられたという裏話もあり、そのスケールの大きさが伺えます。

最終的に「DOORS」は多くの人々に楽しさを提供し、その独特なスタイルは長く記憶に残るものとして評価されています。この番組の成功を受けて、以後も様々なフォーマットで続編が制作され、視聴者を楽しませることにつながりました。

もう一度検索