DOZING GREEN

DIR EN GREY|DIR_EN_GREY（ディル・アン・グレイ）は、日本のヴィジュアル系ロックバンド。2007年にリリースされたメジャー21枚目のシングルが「DOZING GREEN」（ドウジング・グリーン）です。

概要

「DOZING GREEN」は、前作から約4年ぶりにライブ音源ではないカップリング曲が収録されたシングルです。初回盤は、凝った作りの特製紙ジャケット仕様で、購入店舗によって異なる特典ステッカーが封入されていました。デザインは山本タカトが担当しています。

楽曲について

楽曲はメンバーが1から作り上げていくスタイルで制作されました。デフトーンズのツアーへの参加やヨーロッパツアーなどを経て、セッションとプリプロを重ね、時間をかけて完成に至りました。以前の歌詞は京の詩集『我葬の詩』上巻に「Slumbering green」として収録されています。

ミュージックビデオ（PV）では、楳図かずおの漫画のワンシーンが挿入されていたり、天保の大飢饉や絵踏みを人形で再現するなど、独特の世界観が表現されています。

オリコンシングルチャートでは初登場3位を記録し、DIR EN GREY|DIR_EN_GREYにとって初のTOP3入りとなりました。

30thシングル「The World of Mercy」のカップリングには、「DOZING GREEN」のアコースティックバージョンが収録されています。

収録曲

1. DOZING GREEN
作詞: 京 / 作曲・編曲: DIR EN GREY|DIR_EN_GREY
シングル発売前のツアー「TOUR07 DOZING GREEN」で新曲として披露されていました。ライブでは京がアカペラを披露し、そのまま曲に繋がるという演出が特徴的です。様々な声色を使い分けた京のボーカルが際立つ楽曲です。
アルバム『UROBOROS』には、歌詞が全て英語のアルバムバージョンが収録されています。
アルバム『UROBOROS』完全生産限定盤の「Disc 2. -UNPLUGGED DISC-」には、完成前の「DOZING GREEN (Before Construction Ver.)」が収録されており、歌詞や曲構成が完成版とは異なります。また、テッド・ジェンセンによるリマスタリング音源「DOZING GREEN (Japanese Lyrics Re-mastering)」も収録されています。
リマスタリング・リミックスアルバム『UROBOROS [Remastered & Expanded]』には、Tue Madsenによってリマスタリングとリミックスが施された音源が収録されています。

2. HYDRA -666-
作詞: 京 / 作曲: 薫 / 編曲: DIR EN GREY|DIR_EN_GREY
カップリングにリアレンジされた楽曲が収録されるのは約4年ぶり。『MACABRE』収録の「Hydra」を再構築した楽曲で、原曲の面影を残しつつも、ほぼ別の楽曲として仕上がっています。歌詞は一部のみ残り、「SID」という言葉が追加されています。タイトルの「666」は、特殊な表記が用いられています。「DOZING GREEN」と同様に『UROBOROS [Remastered & Expanded]』にも収録されています。

3. AGITATED SCREAMS OF MAGGOTS [LIVE]
作詞: 京 / 作曲・編曲: DIR EN GREY|DIR_EN_GREY
* 2007年4月21日にパシフィコ横浜で演奏されたライブ音源。イントロには京のアカペラが収録されています。

「DOZING GREEN」は、DIR EN GREY|DIR_EN_GREYの音楽性の幅広さと実験精神が感じられる作品であり、彼らの代表曲の一つとして、今もなお多くのファンに愛されています。

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