DRA-CAD

DRA-CAD（ドラキャド）は、株式会社建築ピボットによって開発された、日本製のCADソフトウェアです。主に建築分野での利用を想定しており、その使いやすさと機能性から多くの支持を得ています。特に、2次元図面の作成に特化した「LE版」は、その軽量さと効率的な操作性で、幅広いユーザーに利用されています。

DRA-CADの歴史

DRA-CADは、1987年2月に製品が完成し、同年3月に正式にリリースされました。以来、常に時代のニーズに対応した改良を重ねてきました。2007年2月13日には、発売20周年を迎え、長年にわたり日本の建築業界を支え続けてきたことが伺えます。

以下に、DRA-CADの主なリリース履歴をまとめます。

1987年2月：製品完成
1987年3月：正式リリース
1989年6月：DRA-CAD2
1993年10月：DRA-CADα、DRA-CAD2/V2（廉価版）、DRA-Mac
1995年11月：DRA-CADα DOS+Windows（DOS版とWindows版が同梱。Windows 3.1とWindows 95に対応）
1996年12月：DRA-CAD for Windows（Windows 95、Windows NT 3.51対応）
1998年7月：DRA-CAD for Windows Ver.2（Windows 95/98、Windows NT 4.0対応）
1999年9月：DRA-CAD for Windows Ver.3（Windows 95/98、Windows NT 4.0SP3以降/2000対応）
2000年2月：DRA-CAD LE（Windows 95/98/ME、Windows NT 4.0SP3以降/2000対応）
2001年11月：DRA-CAD4、DRA-CAD4 LE（Windows 98/ME、Windows NT 4.0SP3以降/2000対応）
2003年3月：DRA-CAD5、DRA-CAD5 LE（Windows 98/ME、Windows NT 4.0SP3以降/2000/XP対応）
2004年7月：DRA-CAD6、DRA-CAD6 LE（Windows 98/ME、Windows 2000/XP対応）
2005年11月：DRA-CAD7、DRA-CAD7 LE（Windows 98/ME、Windows 2000/XP対応）

バージョンの変遷

初期のDRA-CADはDOS版として登場し、その後、Windows版がリリースされました。Windows版は、初期のWindows 3.1からWindows 95、Windows NT、そしてWindows XPへと、時代と共に対応OSを拡大してきました。廉価版であるLE版は、特に2次元図面作成に特化し、より多くのユーザーが手軽に利用できるような価格設定で提供されています。

バージョンアップの度に、機能の向上や操作性の改善が行われ、常にユーザーのニーズに応える製品開発が続けられています。

DRA-CADの特徴

DRA-CADは、建築分野における設計・製図業務を効率化するための様々な機能を提供しています。例えば、正確な図面作成のための作図ツール、3Dモデルとの連携機能、データ共有のためのファイル形式のサポートなど、設計業務をスムーズに進めるための様々な工夫が凝らされています。

また、DRA-CADは、ユーザーインターフェースが分かりやすく、初心者でも比較的容易に操作を習得できるという特徴があります。豊富なサポート体制も整っており、安心して利用できます。特にLE版は、2次元図面に特化しているため、よりシンプルで直感的な操作が可能です。

株式会社建築ピボット

株式会社建築ピボットは、DRA-CADの開発・販売を手がける企業です。ユーザーの声に耳を傾け、常に改善を続けることで、日本の建築業界に貢献しています。

外部リンク

DRA-CAD
* 株式会社 建築ピボット

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