DRAGON76

DRAGON 76: アーティストの旅

概要

DRAGON 76（ドランゴン76）は、日本のアーティスト藤田智による芸術的な取り組みで、1976年9月9日生まれです。滋賀県出身で、大阪芸術大学附属大阪美術専門学校を卒業し、主に壁画やライブペインティングを通じて自身のスタイルを表現しています。彼の名前に含まれる「76」は、彼の生まれた年に由来しています。

活動の軌跡

近年では、2016年から拠点をニューヨークに移し、活動を展開しています。特に、2023年6月には、アメリカ同時多発テロ事件の現場に巨大な壁画を描くというプロジェクトに取り組み、注目を集めました。また、2014年には福岡の天神ソラリアプラザで、期間限定で大きな壁面アートを描くなど、国内外での展示活動も行っています。

主な経歴

DRAGON 76のキャリアには、多くの特筆すべき出来事があります。2010年には南アフリカのヨハネスブルグで、ネルソン・マンデラの娘ジンジ・マンデラの誕生日パーティーに招かれ、ライブペインティングを披露しました。さらに、イギリスのサッカーリーグであるプレミアリーグのリバプールFCからプロモーションムービーの制作依頼を受けたこともあります。

2015年には、日本で開催されたシーンに影響を与えるストリートアートフェスティバル、POW! WOW! JAPANに参加し、その後もPOW! WOW! TAIWAN、POW! WOW! LONG BEACHにも参加しました。この経験により、彼の名声は世界中のストリートアートシーンに広がりました。

2016年からは、妻と子供と共にニューヨークに移住し、アート活動を続けています。翌年の2017年にはART BATTLE in NYで2度の優勝を果たしました。また、World Baseball Classicの広告プロジェクトも手がけました。

その後、2018年にはユニバーサルピクチャーズからの依頼で映画『パシフィック・リム: アップライジング』に関連する壁画や広告を制作しました。さらには、ニューヨークのワールドトレードセンターからの依頼で、過去の事故の印象を変えるアートプロジェクトにも参加し、同センター内にアトリエを持つようになりました。

コラボレーションと受賞歴

また、「SECRET WALLS×G-SHOCK」のバトルでの勝利により、G-SHOCKによる自身のモデルリリース権を獲得しました。日清のカップヌードル広告も手がけ、5月には滋賀県日野町でのキャンプフェス『HINO BIG TIME GROOVE』を開催するなど、地域とのコラボレーションも活発です。

さらに、11月にはART BATTLE NY Championshipsで優勝し、その成果をもってアメリカチャンピオンにも輝きました。2019年にはニューヨークのブロンクスに位置するCompound Galleryでの個展が話題となり、オープニングパーティーには400人以上のニューヨーカーが集まりました。

まとめ

DRAGON 76は、国際的なアートシーンで強い影響力を持つアーティストとして、その存在感を増しています。彼の活動は、単なるアートの創造に留まらず、社会的なメッセージや地域社会との関わりを深めることに力を入れており、その活動は今後も多くの人々に感動を与えることでしょう。

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