DS455

DS455（ディーエスフォーダブルファイブ）

DS455は、ヒップホップユニットであり、活動を停止していますが、メンバーはそれぞれソロ活動を続けています。1989年に横浜市にて結成されたこのユニットは、主にMCのKayzabroとDJ PMXから成り、多くのリスナーに支持されてきました。彼らは、日本のウエストコースト風ラップの先駆者として、自らのスタイルを確立し、特にG-FUNKの要素が色濃く反映された楽曲が特徴です。

1990年代にはコンピレーションアルバムでの楽曲提供がありましたが、グループとしての正式なリリースがなかったこともあり、ファンの待望の声が高まりました。2000年になると、インディーズからリリースした『BAYSIDE RIDAZ』から、DabStar Cliqueを経てメジャーデビューを果たします。そのユニット名のDSはDabstarに由来し、455はKayzabroの地元の電話番号に関連しています。

メンバーとその特徴

• - Kayzabro（ケイザブロー）

神奈川県出身で、DS455の結成に深く関わりました。彼は小学校からの友人達と共にグループを作り、ローカルのシーンで活動を始めました。1988年には"Hi-TECK GROOVE"というグループに参加し、その後のキャリアに影響を与えました。現在は、HIPHOPファッションブランドにも関わるなど多岐にわたる活動を展開しています。

• - DJ PMX（ディージェーピーエムエックス）

宮崎県出身の彼は、1980年代後半から日本のヒップホップシーンでプロデューサーとしてのキャリアを築いてきました。DS455の一員として、ウエストコースト風ラップの基盤を構築し、多くのアーティストから高い評価を受けています。彼の手法は、アーティストの方向性を考慮したトータルプロデュースが特徴です。

元メンバー

• - MACCHO（マッチョ）

DS455に14歳から数年間在籍し、その後OZROSAURUSを結成しました。現在もDJ SN-Zと共に活動しており、DS455の楽曲にも参加しています。

• - Shalla（シャラ）

DS455の初期メンバーとして活動していましたが、2001年に脱退。その後、彼女は自主レーベルを立ち上げソロアーティストとして活動を続けています。

音楽のスタイルと影響

DS455の楽曲は、主に甘いフロウとG-FUNK風メロディが特徴で、特に「NIGHT CRUISE」や「LOWRIDE 4 LIFE」といったシングルは多くのリスナーに親しまれています。また、DJ PMXの立ち上げた音楽プロダクションのホッドサウンドは、他のアーティストのプロデュースを通じて、ヒップホップの発展に寄与しています。

ディスコグラフィー

DS455は数々のシングルやアルバムをリリースしており、その中には「VERY SPECIAL WEEKEND」や「BAYSIDE RIDAZ」などの名曲が含まれています。これらの作品を通じて、彼らは日本のヒップホップシーンにおける重要な位置を占めています。

現在の活動

現時点ではDS455としての活動を停止していますが、メンバー個々の音楽的な冒険は続いており、ヒップホップファンからの注目は依然として高いです。彼らの影響は広範囲に及び、今後も多くのアーティストにインスピレーションを与え続けることでしょう。

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