DUALSHOCKシリーズの概要
DUALSHOCK(デュアルショック)は、
ソニー・インタラクティブエンタテインメントが開発した、
PlayStationシリーズ専用の
振動機能を持つゲームコントローラです。このシリーズには、
PlayStation 2向けのDUALSHOCK 2、
PlayStation 3向けのDUALSHOCK 3、
PlayStation 4向けのDUALSHOCK 4、そして
PlayStation 5向けのDualSenseが含まれています。
外観と機能
DUALSHOCKは、基本的な外観や形状が初期の
PlayStationコントローラを踏襲しつつ、アナログスティックを各側にひとつずつ搭載しています。名称の「デュアルショック」は、両側の持ち手部分が
振動する機能に由来しています。この
振動機能は、単なる
振動にとどまらず、強弱や片側のみの
振動といった細かい調整が可能です。
各世代のDUALSHOCKは、
振動機能をゲームに統合し、PS/PS2用ソフトでも標準的な機能となりました。しかし、
2002年にはイマージョン社による特許侵害の問題が生じ、最終的には和解が成立しました。この件が影響し、PS3の発売当初は「DUALSHOCK」という名称を使えず、
振動機能のないコントローラ「SIXAXIS」が代わりに用いられました。
歴代コントローラの進化
1. DUALSHOCK 2
DUALSHOCK 2は
PlayStation 2向けのコントローラで、重さは172g。主要な機能はDUALSHOCKと変わらないものの、ボタンには圧力による256段階のアナログ判定が可能です。また、豊富なカラーバリエーションも用意されました。
2. SIXAXIS
SIXAXISは、
PlayStation 3用として初めて登場したワイヤレスコントローラで、モーションセンサー機能を搭載しています。ただし、
振動機能は特許を巡る問題から搭載されていませんでした。
3. DUALSHOCK 3
DUALSHOCK 3はSIXAXISの後継として、
振動機能とモーションセンサーを両方搭載。重量は約193gで、満充電で約30時間利用可能です。多様なカラーバリエーションがあり、公式でのサポートも受けられました。
4. DUALSHOCK 4
DUALSHOCK 4は、
PlayStation 4に対応したワイヤレスコントローラで、
タッチパッドや新しいSHAREボタンを搭載しています。また、Bluetooth接続に加えてUSBケーブル経由でも接続可能で、外観にも現代的な仕様が加わりました。
5. DualSense
DualSenseは
PlayStation 5専用のコントローラで、アダプティブトリガー機能により、ボタンに抵抗感を持たせます。外観のデザインも刷新され、従来のDUALSHOCKシリーズとの違いを強調しています。加えて、マイク内蔵やCreateボタンの搭載など、さらなる機能拡張が実現されています。これにより、ユーザーはより直感的で没入感の高いゲーム体験が可能になります。
結論
DUALSHOCKシリーズは、ソニーのゲームコントローラの進化を支え、多くのユーザーに愛され続けています。各世代ごとに改良され、今なお進化を続けるこのコントローラは、ゲーム体験をさらに豊かにしています。今後もどのような革新がもたらされるのか、期待が高まります。