Design Channel

『Design Channel』（デザイン・チャンネル）は、テレビ東京系列で2005年4月1日から2008年6月27日まで放送された、デザインに特化した情報番組です。全163回にわたり放送されました。

この番組は「デザインが世界を変えて行く」というコンセプトのもと制作され、私たちの日常生活に存在する、建築、インテリア、プロダクト、ファッション、グラフィックなど、多岐にわたる分野の優れたデザインを取り上げ、紹介しました。これは日本で制作されたデザイン情報番組として、幅広いジャンルを網羅する試みでした。

主な番組構成は以下の要素で成り立っていました。

番組冒頭には、特定の出演者（時期により川上麻衣子やはな）が個人的に注目したデザインアイテムを紹介するコーナーが設けられていました。
オープニングの後には、NPO法人デザインアソシエーションからの情報提供（コンペティション情報など）がCMとして挟まれました。
複数の「デザインインフォメーション」のコーナーでは、国内外のデザインに関するニュースやトレンドが伝えられました。2008年4月以降は、著名なデザイン情報サイトであるdezeenのニュースも取り入れられました。
番組の中核をなす「デザイン特講」では、特定のテーマについて専門家が講義形式で解説を行いました。
その他、番組の途中にCM、そしてエンディングで締めくくられました。

過去には以下のようなコーナーも放送されました。

2006年には「週末はホームパーティ」というコーナーがありました。
2006年11月から2008年3月にかけては、はなが担当する「はなの私が気になったデザイン」が放送されました。

番組にはいくつかの特徴がありました。

番組を進行し、様々なデザインを紹介するのは、主に下川一哉、川上麻衣子、そしてTOKYO GIRL（いずれも放送時期による）といった出演者でした。
紹介される製品については、競合するデザイン番組と比較して、価格が表示されないという点が特徴でした。
展覧会を紹介する場合、その展示会が終了した後で取り上げられることが通例でした。
「デザイン特講」は、実際の観客（主にデザイン分野の学生や関係者）を前にして行われ、講師紹介、講義、キーワード提示といった流れが繰り返され、通常2～4週にわたって放送されました。
番組内で使用されるBGMは、FreeTEMPOの楽曲など、ある程度固定されたものが多く使われていました。
オープニングテーマには、クレジット表記はありませんでしたが砂原良徳氏の「earth beat」が、エンディングテーマにはm-flo loves 坂本龍一の「I WANNA BE down」が使用されていました。
外国人ゲストが登場する際は、国籍に関わらず基本的に英語で話し、その内容は日本語字幕で表示されました。
「はなの私が気になったデザイン」で紹介されたアイテムは、個人的な所有物（友人からのプレゼントや蚤の市での購入品）が多く、同じものを入手するのは難しい場合がほとんどでした。一方、「川上麻衣子の私が気になったデザイン」では、比較的現在でも購入可能なものが紹介される傾向がありました。

番組に出演した主な人物は以下の通りです。

下川一哉（日経デザイン）：2005年4月から番組終了まで出演。
川上麻衣子：2008年4月から番組終了まで出演。
TOKYO GIRL：2008年4月から番組終了まで出演。

過去に出演していた人物としては以下が挙げられます。

はな：2006年11月から2008年3月まで出演。
山本雅也（デザインジャーナリスト）
* 週代わりアシスタントとして、山野ゆり、木口美和子、菊池亜希子、朝倉いくよ、尾上綾華らが出演しました。

番組に関連する情報として、NPO法人デザインアソシエーションへの外部リンクがありました。

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