Dip (バンド)

dip（ディップ）

日本のサイケデリック・ロックバンド、dipは1991年にヤマジカズヒデを中心に結成されました。その前身は1987年に活動を開始したロックバンド「DIP THE FLAG」です。バンド名の「dip」は、「ディップ」という発音で親しまれています。彼らは独自の音楽スタイルを持ち、その音楽は多くのリスナーに愛されてきました。

経歴

dipの重要な一歩は、1993年7月にリリースしたファースト・アルバム『dip』です。このアルバムはインディーズ・チャートで1位を獲得し、彼らの注目度を一気に高めました。その後、同年12月にはシングル『冷たいくらいに乾いたら』をリリースし、東芝EMIからメジャー・デビューを果たしました。以降、いくつかのアルバムをリリースし、特に3rdアルバム『love to sleep』は、音楽雑誌「ぴあ」によって「90年代の名盤100」に選出されるなど、その評価は高まります。

また、彼らは映画音楽にも進出し、豊田利晃監督の映画『ポルノスター』（1998年）や『ナイン・ソウルズ』（2003年）ではサウンドトラックを担当しました。これにより、音楽シーンだけでなく、映画界にもその影響を与えています。

メンバー

現在のメンバーは次の通りです。

• - ヤマジカズヒデ（ボーカル、ギター）: 1966年生まれ、神奈川県出身で、B型。
• - ナカニシノリユキ（ドラム）: 1968年生まれ、石川県出身で、B型。最初はドラムを担当し、その後脱退後にベースで復帰、再びドラムに戻りました。

旧メンバーには以下の人物がいます。

• - イズミコウジロウ（ベース）: ex ツェツェグ、ex エレキブラン。
• - ヨシノトランス（ベース）: 1969年生まれ、北海道出身でAB型。
• - ナカムラキヨシ（ドラム）。
• - ナガタヤスシ（ベース）: 逝去したベース奏者で、脱退と復帰を繰り返しました。

さらに、さまざまなサポートメンバーも在籍していました。例えば、BERATREK（ベース）、ミウラマキ（ギター）、ササタカシ（ドラム）、などが名前を連ねています。

ディスコグラフィ

dipの音楽作品は、多岐にわたります。主なアルバムとして以下があります。

• - `dip`（1993年7月20日、UKプロジェクト）
• - `I'll Slip Into The Inner Light`（1994年1月26日、東芝EMI）
• - `love to sleep`（1995年1月25日、東芝EMI）
• - `time acid no cry air`（1997年9月26日、東芝EMI）
• - `weekender`（1999年3月17日、東芝EMI）
• - `cracked`（2000年、ライブ・アルバム）
• - `underwater`（2003年7月2日、リトルモア）
• - `pharmacy`（2005年3月2日、ライブ・アルバム）
• - `HOLLOWGALLOW`（2023年12月13日、UKP）

シングルにもいくつかの名作があります。中でも『冷たいくらいに乾いたら』は特に有名です。

まとめ

dipは、その独自の音楽スタイルと多様な表現で、日本のロックシーンにおいて確固たる地位を築いてきました。バンドとしての活動を通じて、彼らは今もなお多くのファンを魅了し続けています。公式ウェブサイトやSNSでも最新情報を発信しているため、これからの更なる活躍にも期待が寄せられています。

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