DOCUMENT

SOFT BALLET - DOCUMENT (1990)

SOFT BALLETの2ndアルバム『DOCUMENT』は、1990年4月25日にアルファレコードからリリースされました。このアルバムは、SOFT BALLETの音楽性をより深化させ、独自のサウンドスケープを確立した作品として、多くのファンに支持されています。

概要

初回版には、メンバーによるライナーノーツが掲載されたフォトブックレット、3枚のポストカード、そして紙ケースが付属していました。これらの特典は、アルバムの世界観をより深く理解するための貴重なアイテムとして、ファンにとっては見逃せないものでした。

しかし、歌詞カードには、8曲目と9曲目の歌詞ページが逆になっているという誤植がありました。これは、当時の制作現場の状況を物語るエピソードとして、ファンの間では語り草となっています。

収録曲

全作詞: 遠藤遼一、全編曲: SOFT BALLET

1. NO PLEASURE (作曲: 藤井麻輝)
2. MIDARA (PORTE DÉVERGONDÉE) (作曲: 藤井麻輝)
3. PRIVATE PRIDE (作曲: 森岡賢)
4. JARO '68 (作曲: 藤井麻輝)
5. BELIEVE IN A BLUE WORLD (作曲: 森岡賢)
6. ESCAPE (作曲: 藤井麻輝)
7. TWIST OF LOVE -Acoustic Version- (作曲: 森岡賢)
8. FAITH IS A (作曲: 藤井麻輝)
9. COMA BABY (作曲: 藤井麻輝)
10. AFTER IMAGES (作曲: 森岡賢)

『DOCUMENT』は、インダストリアル、ニュー・ウェイヴ、テクノなどの要素を融合させた、SOFT BALLETならではのサウンドが特徴です。藤井麻輝による攻撃的なサウンドと、森岡賢によるメロディアスな楽曲が、遠藤遼一の独特なボーカルによってまとめ上げられています。

関連シングル

TWIST OF LOVE
TWIST OF LOVE (Original Version) / NEEDLE (Japanese Version)
ESCAPE -Rebuild
ESCAPE -Rebuild / PRIVATE PRIDE -Remake / ESCAPE -2nd. Mix

これらのシングルは、『DOCUMENT』の世界観をさらに広げるものであり、アルバムと合わせて聴くことで、より深くSOFT BALLETの音楽を理解することができます。

参加ミュージシャン

遠藤遼一 - ボーカル
森岡賢 - ボーカル、コーラス、コンピュータ・プログラミング、シンセサイザー、ピアノ
藤井麻輝 - ボイス、コンピュータ・プログラミング、シンセサイザー

ゲストミュージシャン

塚田嗣人 - アコースティック&エレクトリックギター (1, 3, 5, 7, 9, 10)
藤田タカシ - エレクトリックギター (2, 8)
諸田コウ - ベース (4, 9)
山崎茂 - エレクトリックギター (4)
小宮俊男 - トム・トム (10)


『DOCUMENT』は、SOFT BALLETの音楽的探求と実験精神が結実した作品であり、日本のエレクトロニックミュージックシーンにおいて重要な位置を占めています。独自の世界観とサウンドは、今なお多くのリスナーを魅了し続けています。

このアルバムは、SOFT BALLETの初期の代表作として、彼らの音楽性を確立する上で重要な役割を果たしました。インダストリアルな要素と美しいメロディが融合したサウンドは、当時の音楽シーンに大きな衝撃を与え、SOFT BALLETを日本のニュー・ウェイヴシーンの代表的なバンドとしての地位を確立しました。

『DOCUMENT』は、SOFT BALLETのファンだけでなく、日本のエレクトロニックミュージックに興味を持つすべての人にとって、必聴のアルバムと言えるでしょう。

もう一度検索