Dr.ボルドヘッド

Dr.ボルドヘッド (Dr.Baldhead)

『GUILTY GEAR』シリーズに登場する異色のキャラクター、Dr.ボルドヘッド。その特異な経歴と狂気を孕んだ風貌は、多くのファンを魅了し続けています。

概要

Dr.ボルドヘッドは、2D対戦型格闘ゲーム『GUILTY GEAR』に登場する、中国出身の元医師です。常人離れした長身が特徴で、かつては心優しく腕の立つ名医として知られていました。しかし、ある医療ミス（後の作品で「終戦管理局」の陰謀による冤罪と判明）によって一人の少女を死なせてしまったことで、彼の運命は大きく狂い始めます。

そのショックから狂気に染まったボルドヘッドは、一転して大量虐殺者へと変貌。捕らえられ次元牢に投獄されますが、国連から大会への出場を命じられ、釈放されることになります。

ゲームにおいては、飛び道具こそ持たないものの、リーチの長い通常技とヒット数の多い技を駆使して戦います。かつて死なせてしまった少女は、メイに面影が似ているらしく、彼女との対戦時の勝利台詞には、医者時代の記憶が垣間見えます。また、ミリア・レイジといった女性キャラクターを倒した際にも、激しい動揺を見せるなど、狂気の中に潜む人間性が垣間見えるキャラクターです。

ちなみに、「ボルドヘッド」とは「はげ頭」を意味し、その名の通り彼はスキンヘッドに眼鏡という外見をしています。

ストーリー

GUILTY GEAR

激闘の末に正気を取り戻したボルドヘッドは、少女を死なせ、多くの人々を殺めた己の罪に深く苦悩します。しかし、少女の声（幻聴）を聞いた後、消息を絶ちます。その後、奇跡的な腕を持つ闇医者の噂が世間に広まるようになります。

技の解説

Dr.ボルドヘッドの技は、元医師という設定を反映したユニークなものが多く、トリッキーな動きで相手を翻弄します。

必殺技

槍点遠心乱舞 (⇒各種派生技)
ファウストの同名必殺技とほぼ同一。派生技が若干異なります。
前方移動 / 後方移動
ファウストの同名必殺技とほぼ同一。
派生技(技名不明)
2種類存在し、P版はファウストの「くびびよーん」とほぼ同一。K版は攻撃方向が上向きになっています。
メッタ斬り
ファウストの同名必殺技と異なり、前方に向かってひたすら斬りつけます。チャージアタック対応。
ごーいんぐまいうぇい （空中可）
ファウストの同名必殺技とほぼ同一。ただし、槍点遠心乱舞からの派生版はなく、代わりに地上および空中での単発の必殺技となっています。
レレレの突き （⇒呼び戻し）
ファウストの同名必殺技とほぼ同一。派生技が異なります。
呼び戻し
メスを突き刺した相手を足元に寝かせた後、上からメスでいたぶります。

覚醒必殺技

マッドオペレーション
投げ技。診療ベッドを出し、でたらめな手術を行い、最後に爆破します。

一撃必殺技

昇天落獄
相手を打ち上げた後メスで串刺しにし、墓石で押しつぶします。

ステージ

謎の（しいていえば中華風の）オブジェ等が並ぶ部屋 (GG)。

テーマミュージック

Suspicious Cook (GG)

その他

『GUILTY GEAR X』以降に登場するファウストとは、切っても切れぬ関係にあります。詳しくはボルドヘッドとの関連を参照してください。

初期設定では、体格が現在よりも小さく（身長199cm、体重53kg）、中華風の服装でした。また、武器には『巨大メスの丸刈太(まるがりーた)』という名前が付けられていました。

ブロッコリーから発売されていた「ハイブリッド・カード・コレクション」内の一枚には、正気を失う前の彼と患者の少女との和やかなひと時が描かれていました。

関連項目

GUILTY GEARシリーズ
GUILTY GEARの用語集

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