Dream (音楽ユニット)

Dream（ドリーム）の軌跡

Dreamは、日本の女性ダンス＆ボーカルグループで、2000年のデビューから2017年まで、音楽シーンで独自の足跡を残しました。その歴史は、メンバーの加入、脱退、改名など、変化に富んだものでした。

結成からdream時代（2000年 - 2007年）

1999年、avex主催のオーディション『avex dream 2000』で選ばれた松室麻衣、橘佳奈、長谷部優の3名でdreamは結成されました。2000年1月1日にシングル「Movin' on」でデビューを飾ると、そのフレッシュな魅力で人気を集めました。しかし、2002年7月7日、松室が卒業し、新たなメンバーとして阿井莉沙、阿部絵里恵、高本彩、中島麻未、西田静香、山本紗也加が加入し、8人体制となります。その後、2004年には阿井が脱退し、7人体制となりました。この時期、彼女たちは芸能人女子フットサルにも参加し、多方面で活動していました。

2006年11月にはフィットワンへ移籍し、2007年4月、デビュー7周年を機にグループ名をDRM（ディーアールエム）へ改名することを発表しました。2007年6月25日には、dreamとして最後のライブ『THE COUNTDOWN 〜Respect dream〜』を開催し、新たな時代への移行を告げました。

DRM時代（2007年 - 2008年）

DRMへの改名と同時に、グループは新たなスタートを切りました。しかし、2008年7月22日には長谷部が脱退し、6人体制となります。同時に、グループは再びDreamとして活動を再開し、所属事務所もLDHへと移籍しました。この移籍は、avexからの解雇通告を受けた際、マネージャーが松浦勝人に活動継続を懇願し、松浦がHIROに頼み実現したという、舞台裏のドラマがありました。

Dream時代（2008年 - 2017年）

LDH移籍後、Dreamはインディーズレーベルから再始動し、2009年9月9日にシングル「Perfect Girls/To The Top」をリリースしました。その後、『夢者修行』と題し、日本全国をバスで移動しながら各地でミニライブやメディア出演を行い、ファンとの交流を深めました。2010年には初のライブツアー『Dream Live Tour 2010 〜Road to dream〜』を開催し、同年8月18日にはメジャー再デビューシングル「My Way〜ULala〜」を発売しました。

しかし、メンバーの入れ替わりは続き、2010年11月にはKanaが脱退を発表し、2011年2月にはグループを去りました。これにより、結成当初のメンバーは全員がグループから去ることとなりました。さらに、2012年にはSayakaが脱退し、グループは4人体制となりました。2016年にはErieが芸能界引退を発表し、12月にはグループを離脱、3人体制となりました。

Dreamは2017年6月5日に活動終了を発表し、7月15日 - 16日の『E-girls LIVE 2017 〜E.G. EVOLUTION〜』が最後の活動となりました。

メンバーについて

Dreamのメンバーは、時期によって様々な変遷を辿りました。2002年7月7日には、新メンバー加入と共に「dreamナンバー」と「dreamカラー」が導入され、各メンバーに独自の番号と色が割り当てられました。このシステムは、DRMへの改名と共に廃止されましたが、初期のメンバーを象徴するものでした。また、シングルやアルバムには在籍メンバーのdreamナンバーと名前が記載されましたが、ベストアルバムでは過去のメンバーも含めて紹介されました。

作品

Dreamは、数多くのシングル、アルバム、映像作品をリリースしました。シングルでは、「Movin' on」などの初期の作品から、「My Way〜ULala〜」などの再デビュー後の作品まで、幅広いジャンルの楽曲を発表しました。デジタルシングルや参加作品も多く、多様なアーティストとのコラボレーションも展開しました。

また、ライブ映像作品や、テレビ番組、ドラマ、CMなどにも出演し、多岐にわたる活動を展開しました。特に、ライブ活動には力を入れており、数多くのライブツアーやイベントを開催し、ファンとの絆を深めていました。

その他の活動

Dreamのメンバーは、音楽活動以外にも、舞台や映画、ラジオ、書籍など、様々な分野で活躍しました。高本彩と中島麻未は、お笑いコンビ「ぺっちゃぱぁいず」を結成するなど、ユニークな活動も展開しました。また、メンバーの橘佳奈は、東京プリンとのコラボレーションで楽曲をリリースするなど、ソロとしても活動していました。

まとめ

Dreamは、メンバーの変動や改名を繰り返しながらも、常に進化を続け、多くのファンを魅了しました。その音楽性は、時代とともに変化し、常に新しい挑戦を続けてきました。その活動は、日本の音楽シーンにおいて、重要な足跡を残したと言えるでしょう。

もう一度検索