Dream world

『dream world』は、2003年2月26日にavex traxからリリースされた、日本のガールズユニットDream（現Dream）の3枚目のアルバムです。このアルバムは、メンバーの松室麻衣が卒業後、8人組として初めて発表された作品として、新たなスタートを飾る一枚となりました。

アルバムの最大の特徴は、全曲が1980年代から1990年代にかけてのディスコ・ユーロビート・ポップスのカバーで構成されている点です。Dreamのメンバーたちが、往年の名曲に新たな息吹を吹き込み、現代的なアレンジで蘇らせています。ユーロビート特有のアップテンポなリズムと、彼女たちのハーモニーが融合し、聴く人を高揚させるような、エネルギッシュな作品に仕上がっています。

リリース形態は、初回限定盤と通常盤の2種類。初回限定盤は3万枚の限定生産で、ボックス仕様となっており、オフショット映像を収録したDVDやミニ写真集など、豪華な6大封入特典が付属しています。ファンにとっては見逃せない、貴重なアイテムが満載です。

収録曲は、以下の通りです。

1. In the name of love
2. I BELIEVE IN DREAMS
3. EVER AND EVER
4. E.I.E.N
5. Turn It Into Love（長谷部優ソロ）
6. Passion
7. King & Queen
8. カケラ
9. Help me
10. GIRL'S NIGHT
11. Hot Stuff（橘佳奈ソロ）
12. MUSIC IS MY THING （Album Version）

これらの楽曲は、それぞれ異なる原曲アーティストによって歌われたユーロビートの名曲をカバーしたものです。例えば、「Turn It Into Love」は、Hazell DeanやKylie Minogueのヒット曲「愛が止まらない 〜ターン・イット・イントゥ・ラヴ〜」のカバーであり、長谷部優のソロで披露されています。また、「Hot Stuff」は、Donna Summerの代表曲を橘佳奈がソロでカバーしています。

各楽曲の編曲には、冬野竜彦、迫茂樹、spicy dan、春川仁志、Shinichi Maruyamaなど、様々なアレンジャーが参加しており、それぞれの個性が光るアレンジが楽しめます。また、日本語詞は、Anemone Mayama、MIZUE、kenko-p、牧穂エミ、長谷部優、海老根祐子、音羽志保といった作詞家によって手がけられています。

『dream world』は、Dreamの新たな魅力を引き出した意欲作であり、ユーロビートファンはもちろん、幅広い音楽ファンにおすすめできるアルバムです。彼女たちの歌声と、懐かしいユーロビートのメロディーが、聴く人の心を躍らせ、楽しい時間をもたらしてくれるでしょう。

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