Drummania

ドラムマニア（DrumMania）

ドラムマニアは、1999年7月10日にコナミからリリースされた音楽ゲームで、プレイヤーがドラムを演奏することを楽しむことができる。当初は「drummania」という表記であったが、現在は「DrumMania」として知られ、通称としてドラマニ、DMと呼ばれている。このゲームは、GUITARFREAKSと2つで1つのシステムとして連動することが多く、合わせてギタドラとも称される。独自の魅力を持つこのゲームは、小島秀夫によって名付けられた。

ゲームシリーズは3rd MIXまではコンシューマー向けにPlayStation 2に移植されていたが、人気の低迷やバグの問題から新作が移植されなくなった。しかし、2006年3月にはVがPlayStation 2で再発売され、家庭用シリーズが復活した。海外市場では、名称が変更され「Percussion Freaks」としてリリースされていたが、日本国内での知名度向上が功を奏した。Vからは日本国内外ともに「DrumMania」という名で知られる。

ゲーム筐体の特徴

ドラムマニアの筐体は、中央にディスプレイがあり、その手前に5つのカラフルなパッドが設置されている。これらのパッドは、観客の期待に応えながら、左右の手に持ったスティックで叩くことが求められる。また、パッドの前にはペダルが配置され、バスドラムの音を奏でるために踏む。スタンダードセットにおいては、通常のドラムセットでよく見られるハイハットペダルやフロアタムなどが省略されている。

筐体の設計には、選曲時に使うためのボタンが配置されており、スネアドラムのパッドが左ボタン、ロータムのパッドが右ボタン、シンバルのパッドがスタートボタンとして機能する。さらに、7th MIX power-up ver.以降では、ディスプレイの左側にe-AMUSEMENT PASSを挿入するためのカードリーダーが追加され、通信機能が向上している。

筐体の裏側には、GUITARFREAKSやKEYBOARDMANIAと接続するためのコネクタがあり、他のBEMANIシリーズとのセッションプレイが可能になっている。このため、しばしば2台以上がセットで設置されていることが多い。特に4th〜10th MIXには、セッションボックスが搭載され、GUITARFREAKSやKEYBOARDMANIAとの多人数プレイが盛り上がりを見せた。

ゲームプレイの流れ

ゲームを開始する際は、クレジットを投入し、スタートボタンを押す。その後、セッションプレイを選択するかどうか決める。セッションプレイを行う場合は、ギター側のプレイヤーがスタートボタンを押し、両者が参戦する形になる。セッションプレイを希望しないプレイヤーは、メニューで左ボタンを押し、スタートボタンでキャンセルする。

続いて、e-AMUSEMENT PASSを挿入し、プレイヤーのデータを確認した後、プレイモードを選択する。次に、曲を選ぶ際は、左右のボタンで曲を選び、スタートボタンで決定する。この時、オプション設定を追加することもできる。

プレイ中は、画面上から降ってくる6色のチップに合わせて、タイミングよく対応するパッドを叩く。この際、正確なタイミングで叩くことでエキサイトゲージが上昇し、ミスをすると逆に下がる。エキサイトゲージが0になるとゲームオーバーとなり、特定のバージョンではアイテムによって復活することも可能だ。曲が終了すると、評価やコンボ数などの結果が表示され、規定曲数をクリアした場合にはEXTRA STAGEに進む。

ゲームモードの種類

ドラムマニアには、主にEASY、STANDARD、BATTLEなどの多様なゲームモードが存在する。EASYは初心者向けのモードで、何度ミスをしてもゲームオーバーにはならない仕様。しかし、オプションの設定ができないという制約もある。STANDARDは一般的なモードで、BATTLEは対戦仕様となっている。これらは全国対戦や店内対戦ができるモードが用意され、さまざまなプレイヤーと競う楽しさも加わる。

ゲームプレイを構成する要素の中には、プレイスタイルメニューがあり、スピードやオプションの選択を通じて、自分自身のスタイルをカスタマイズできる。これにより、個々のプレイヤーに合ったプレイが楽しめる。

まとめ

ドラムマニアは、音楽ゲームとしての楽しさだけでなく、複合的なセッションプレイやオンライン機能が評価され、多くのファンに支持され続けている。音楽ゲームの楽しさを追求する者にとって、ドラムマニアは必須の選択肢であると言える。《加えて、BEMANIシリーズは常に進化しながら、多数の新楽曲や新しいプレイスタイルを提供し続けている。》

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