EDGE OF THE KNIFE

『EDGE OF THE KNIFE』（エッジ・オブ・ザ・ナイフ）は、1991年9月1日にリリースされた浜田省吾の3枚目のセルフカバー・アルバムです。バラード・セレクションとしては第3弾にあたり、彼の音楽キャリアにおいて重要な位置を占めています。

背景

アルバムのテーマは、「10代後半から20代にかけての恋人たち」を主人公に、まるで「ナイフの刃の上を歩くような若い日々」を表現しています。これは、若さゆえの危うさや、恋愛における繊細さを象徴的に表したものです。セルフカバー・バラード・セレクションとしては、全4作が発売されており、本作は20代の頃の作品を集めた『Sand Castle』の前という位置づけになります。

2003年9月26日には、バラード・セレクション第4弾『初秋』の発売に合わせて、リマスタリングが施され再発されました。これにより、より高音質で本作を楽しむことが可能になりました。

制作

全曲のアレンジは、星勝が担当しました。彼の洗練されたアレンジメントは、浜田省吾の楽曲に新たな息吹を与え、より深みのあるサウンドを実現しています。

レコーディングは、コンサート・ツアー『ON THE ROAD '90』と『ON THE ROAD '91』の合間に行われました。そして、『ON THE ROAD '91』のツアー・ファイナルとなったみちのく杜の湖畔公園での野外ライブ開催後に発売されました。ツアーの熱狂が冷めやらぬ中、本作は多くのファンに迎え入れられました。

音楽性

アルバムには、過去の楽曲のセルフカバーを中心に収録されています。6曲目の「キャンパスの冬」は、1976年に発売されたシングル「愛のかけひき」のカップリング曲として発表された楽曲で、今回初めてセルフカバーという形で収録され、初のCD化となりました。長年のファンにとっては、待望のCD化と言えるでしょう。

9曲目の「ラストショー」は、オリジナル・ヴァージョンとは一部歌詞が異なっています。セルフカバーならではのアレンジや、歌詞の変化にも注目です。

ディスクジャケット

ジャケットには男女が写っており、その姿勢は前2作のジャケットを参考にしたものとなっています。過去作との繋がりを感じさせるデザインです。

記録

オリコンチャートでは見事1位を獲得し、80万枚近くを売り上げました。浜田省吾のアルバムの中でも、特に人気の高い作品の一つです。

1996年時点での累計売上は883,203枚を記録しています。

収録曲
[収録曲リストは省略]

参加ミュージシャン
[参加ミュージシャンリストは省略]

セルフカバー・バラード・セレクション
Sand Castle
Tokyo Collection
EDGE OF THE KNIFE
初秋

外部リンク
* EDGE OF THE KNIFE SHOGO HAMADA OFFICIAL WEB SITE

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