END OF SORROW

LUNA SEAの代表曲「END OF SORROW」：その魅力と歴史

1996年3月25日、LUNA SEAは7枚目のシングル「END OF SORROW」をリリースしました。このシングルは、同年の5thアルバム『STYLE』からの先行シングルとして発表され、大きな話題を呼びました。

特筆すべきは、その商業的な成功です。前作「DESIRE」に続き、タイアップのないシングルにもかかわらず、オリコン週間シングルチャートで堂々の1位を獲得。41.9万枚というセールスを記録し、LUNA SEAの絶大な人気を改めて証明することとなりました。初回盤には、特別なプラケースが用いられており、コレクターアイテムとしても人気を博しました。

「END OF SORROW」は、表題曲とカップリング曲「TWICE」の2曲から構成されています。

表題曲「END OF SORROW」

この楽曲は、SUGIZOが原曲を作曲したものです。1993年頃から既に原型が存在しており、サビの部分は当時のものと歌詞が共通しているものの、それ以外のメロディーや歌詞は大きく変化しています。完成するまでの道のりは長く、SEARCH FOR MY EDEN TOURで演奏されたバージョンとは、異なるものとなっています。この曲の制作には、多くの時間と試行錯誤が重ねられ、最終的に完成度の高い楽曲に仕上がっていると言えるでしょう。

カップリング曲「TWICE」

一方、カップリング曲「TWICE」は、INORANが作曲を担当しました。この曲では、ボーカルにディレイ効果がかけられており、独特のサウンドが特徴です。このエフェクトは、楽曲全体に漂う幻想的な雰囲気をさらに強調する役割を果たしています。

「END OF SORROW」は、アルバム『STYLE』以外にも多くのベストアルバムに収録されており、LUNA SEAの代表曲として、今なお多くのファンに愛され続けています。代表的な収録アルバムとしては、『SINGLES』『NEVER SOLD OUT』『PERIOD 〜THE BEST SELECTION〜』『LUNA SEA COMPLETE BEST』『LUNA SEA 3D IN LOS ANGELES』『LUNA SEA COMPLETE BEST -ASIA LIMITED EDITION-』『LUNA SEA 25th Anniversary Ultimate Best -THE ONE-』などがあります。これらのアルバムを通して、「END OF SORROW」は、時代を超えて聴き継がれる名曲として、LUNA SEAの歴史に深く刻まれています。

「END OF SORROW」は、単なるヒット曲という枠を超え、LUNA SEAの音楽性、そしてバンドの歩みを象徴する重要な楽曲と言えるでしょう。楽曲の背景、制作過程、そしてその後の影響までを考えると、その価値はさらに大きくなります。多くのファンにとって、この曲は特別な思い出と深い感動を呼び起こす、まさに不朽の名曲と言えるのではないでしょうか。

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