ENEOS水島サッカー班

ENEOS水島サッカー班

ENEOS水島サッカー班は、岡山県倉敷市を本拠地とする実業団サッカー部です。このチームは、1963年に三菱石油水島サッカー班として創設されて以来、地域サッカー界での存在感を示してきました。

歴史の流れ

その歴史は1969年に初めて全国社会人サッカー選手権大会に出場した頃から始まります。さらに、その後の1975年には天皇杯にも初出場を果たしました。1982年には第18回全国社会人サッカー選手権大会でベスト8に進出し、チーム史上最高の成績を収めました。

1993年になると岡山県サッカー選手権大会で初優勝を遂げ、その後も1994年には岡山サッカーリーグ1部から中国リーグへの昇格を果たしました。しかし、1997年の中国リーグでは2位となりながらも、翌年の第21回全国地域リーグ決勝大会には進出するも、結果は2戦全敗となりました。

チーム名は1999年に日石三菱水島サッカー班に変更し、2000年には中国リーグで8位となり、再度岡山県リーグ1部に降格しました。2002年に新日本石油精製水島サッカー班に改称し、2005年には岡山県リーグで2位を記録しますが、中国リーグ入替戦では昇格を逃しました。

その後、2008年には岡山県リーグで優勝し、中国地域県リーグ決勝大会でも勝利を収め、中国リーグへ昇格を果たしました。2011年以降、チーム名はJX日鉱日石エネルギー水島サッカー班やJXエネルギー水島サッカー班と変わり、2018年には第54回全国社会人サッカー選手権大会に21年ぶりに出場し、初戦でバンディオンセ加古川を下すなどの活躍を見せました。

2021年にはENEOS水島サッカー班と改称し、シーズンを通しては中国リーグで9位に終わり、岡山県リーグ1部へと降格しています。しかし、2022年には岡山県リーグ1部を制し、中国地域県リーグ決勝大会での激闘を経て、県リーグに留まる結果となりました。2023年も岡山県リーグ1部での優勝を果たすも、中国地域県リーグ決勝大会で敗退し、県リーグに残留する道を選びました。

成績とタイトル

ENEOS水島サッカー班は、そのリーグ戦において岡山サッカーリーグ1部で9回の優勝を誇っています（1969, 1975, 1991, 1992, 1993, 1994, 2008, 2022, 2023）。また、天皇杯には2021年時点で1回出場の実績があります。

ユニフォームとクラブカラー

このチームのクラブカラーは赤で、2020年以前はUMBROがサプライヤーとしてサポートしていましたが、2017年からはadidasがその役割を担っています。

最後に

ENEOS水島サッカー班は、地域社会との密接な関係を持ち、サッカーを通じて地域の活性化に貢献している存在です。これからの活躍にも期待が寄せられています。

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