EVERLEDS

EVERLEDS（エバーレッズ）の概要

パナソニックが手掛けるLED照明ブランド「エバーレッズ」は、2008年に「パナソニック株式会社」として改称した際にスタートしました。初代製品は、その名も「EVER LEDS」として、主に電球色と昼光色の2種類の光色が用意され、市場に登場しました。このブランドは、特に省エネ性能や照明品質の向上に注力しており、その後も新たな製品を次々とリリースしています。

製品の進化

2015年には、「LED電球プレミア」が発売され、従来の白熱電球と同等のサイズに小型化されたほか、断熱材施工器具に対応したことで多様な取付環境で使用できるようになりました。消費電力も大幅に削減され、明るさも向上。さらに新たな光色で昼白色も追加され、パッケージデザインもリニューアルされています。

2019年になると、「LED電球プレミアX」が登場し、白熱電球とほぼ同じ形状を実現し、温白色の光色も追加されました。
これにより、旧型電球からの置き換えがさらにスムーズになり、特に全方向タイプは様々な照明器具に対応し、ほぼ全てのインストール環境に適応できるようになりました。

現行モデルと配色

現在のモデルは電球色、温白色、昼白色、昼光色の4種類が用意されており、国内メーカーの中でも使用可能な器具の種類が非常に多いのが特徴です。特に昼白色と昼光色は電球色や温白色よりも少しだけ消費電力が少なく設計されています。
配光については、全方向タイプ、広配光、下方向といった3種類があり、ユーザーのニーズに合わせて選択できるよう多様な配光が実現されています。

歴史と展望

エバーレッズは、2005年に初めて立ち上げられた企業であり、当初はビルや商業施設、病院向けなど非住宅用途に特化していました。しかし、2009年にはLED電球事業に参入し、一般家庭用の製品も展開するようになったのです。特にパナソニックは国の政策に合わせて、白熱電球の廃止が進む中、LED照明へとシフトする市場において先駆的な役割を果たしました。

LED電球は直下の明るさにおいて優れていますが、従来型の電球においては配光角が狭いといった問題がありました。この課題を解決するため、一般電球タイプには特別な配光設計や反射板の構造が導入され、白熱電球と同様の広い配光角を実現しました。
こうした技術革新により、エバーレッズは日本国内外の照明市場でも高く評価されています。

今後の展望としては、パナソニック社自体がLED及び電球形蛍光ランプの生産を2024年に終了する意向を示しています。この結果、エバーレッズブランドはLED照明の主力ブランドとしてさらに進化し続けることでしょう。

結論

「EVERLEDS」つまりエバーレッズは、パナソニックの革新的なLED照明ブランドであり、その取り組みは節電や省エネ社会に貢献しています。今後もさらなる技術革新が期待されており、持続可能な未来に向けての重要な役割を果たしていくことでしょう。

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