Electric Lady Land

Electric LadyLand（エレクトリックレディランド）

Electric LadyLand、通称E.L.L.は、愛知県名古屋市中区大須に存在する知名度の高いライブハウスです。1977年に西大須ビルの地下1階で開業し、音楽ファンやアーティストに親しまれてきました。

施設の移転と発展

2000年に、E.L.L.は現在の場所へ移転しました。新たな施設は3階建てであり、すべてのフロアがライブハウスとして設計されています。移転当初、3階には新たに「ell.FITSALL」というスペースが開設され、アーティストによる多様なパフォーマンスが行われています。

2007年には、E.L.L.南側に「ell.SIZE」がオープンし、新たな音楽体験の場が提供されました。さらに、2008年に豊橋市に姉妹店である「ell.KNOT」も設立され、地域の音楽シーンの活性化にも貢献しています。

収容人数とサポート体制

各ライブハウスの収容人数は、E.L.L.が約600人、ell.FITSALLが約300人、ell.SIZEが約150人と、規模によって異なるため、様々なジャンルの音楽イベントが対応可能です。すべての会場はオールスタンディング形式で、アーティストとの距離が近いのも魅力のひとつです。ただし、飲食物の持ち込みは禁止されており、入場時にチェックが行われることがあります。

E.L.L.の特徴

E.L.L.はビルの1階に位置し、最も広いライブスペースを持っています。ステージは後方からも視認しやすいように段差が設計されており、豊かな音響とともに、観客が没入できる環境が整っています。2階には吹き抜けがあり、ここには有料ロッカーやトイレがありますが、関係者専用のエリアも存在します。

地域とのつながり

E.L.L.は単なるライブハウスとしての役割に留まらず、地域音楽シーンの育成や支援にも取り組んでいます。1990年代にはFM三重で「E.L.L. 〜ElectricLadyLand〜」という音楽番組が放送され、多くのリスナーに親しまれていました。また、地元のバンドPEARLはこの場所で育成され、メジャーデビューを果たしたことからも、E.L.L.の影響力が伺えます。

結論

Electric LadyLandは、その歴史的背景や多様な施設、地域との密接なつながりを持つことから、名古屋の音楽文化を支える重要な拠点です。地元アーティストから全国的に知られるバンドまで、幅広いジャンルの音楽イベントが開催されており、今後も多くの音楽ファンに愛され続けることでしょう。

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