F-1 (長山洋子のアルバム)

『F-1』は、1988年9月21日にビクター音楽産業から発売された、長山洋子のアイドル活動期における5枚目のオリジナルアルバムです。このアルバムは、鈴木雅之、安部恭弘、中原めいこ、種ともこ、松尾清憲といった豪華な作家陣が楽曲を提供しており、それぞれが2曲ずつ手掛けています。

作詞陣も宮原芽映、麻生圭子、椎名桜子、平井森太郎など、多彩な顔ぶれが参加し、彩り豊かな歌詞でアルバムを盛り上げています。アイドル時代の長山洋子にとって、最後のオリジナルアルバムとなりました。

2009年には、長山洋子のデビュー25周年を記念して発売された初のボックスセット『25th ANNIVERSARY YOKO NAGAYAMA IDOL COMPLETE BOX〜LEGEND of VENUS〜』のDisc7に、本作が全曲リマスタリングを施されて収録されました。これにより、オリジナル発売当時よりもさらに高音質で『F-1』の楽曲を楽しむことができるようになりました。

収録曲は以下の通りです（編曲：鷺巣詩郎）。

1. うたうように（作詞・作曲・編曲：種ともこ）
2. No Escape（作詞・作曲：中原めいこ）
3. 雨にうたれて（作詞：宮原芽映 / 作曲・編曲：鈴木雅之）
4. あたらしいYesterday（作詞：麻生圭子 / 作曲：松尾清憲）
5. ラハイナの風（作詞・作曲：中原めいこ）
6. Car Wash（作詞：宮原芽映 / 作曲・編曲：鈴木雅之）
7. あきらかに愛になってた（作詞：麻生圭子 / 作曲：安部恭弘）
8. バナナフィッシュの日（作詞：平井森太郎 / 作曲：安部恭弘）
9. Be-Song（作詞：椎名桜子 / 作曲：松尾清憲）
10. 屋上へゆこうよ（作詞・作曲・編曲：種ともこ）

『F-1』は、長山洋子のアイドルとしての魅力を最大限に引き出した作品であり、J-POPの歴史においても重要な一枚と言えるでしょう。豪華作家陣による質の高い楽曲群と、長山洋子の透明感あふれる歌声が、時代を超えて多くの人々を魅了し続けています。リマスタリング版で、その魅力を再発見してみてはいかがでしょうか。

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