FC徳島

FC徳島について



FC徳島(エフシーとくしま)は、徳島県吉野川市を本拠地とするサッカークラブです。クラブは2003年に創設され、当初は「セレステ」という名前で活動を始めました。この名称はラテン語で「青空」を意味し、クラブのアイデンティティの一部となっています。

歴史と成績


クラブの初期には、川島高校サッカー部のOBを中心にチームが形成され、2006年には徳島県サッカーリーグ1部に昇格。その後、2013年には四国サッカーリーグに昇格しましたが、翌年には降格。この経験を経て、2015年に四国リーグに戻ってくるため、徳島県リーグ1部で優勝し、チャレンジチーム決定戦で高知県代表の昭和クラブを破る晴れ舞台を果たしました。

2016年には新しいクラブ代表として笠井泰嘉が就任し、クラブ名を「FC徳島セレステ」に改名。JFL(Japan Football League)の昇格を目指すこととなります。選手面では、盛岡から石川雅博、FC大阪から天羽良輔や木下淑晶が加入しましたが、リーグ戦は初めこそ厳しい結果が続きました。しかし、シーズン終盤で4連勝を果たし、最下位から脱出しました。また、この年には初めて天皇杯に出場し、記念すべき挑戦を果たしました。

2017年になると、クラブの方針がより明確化し、徳島出身の選手を中心としたチーム作りが進められた結果、成績が向上。9勝4分1敗という好成績で、再び天皇杯にも出場しています。2018年にはクラブ名がFC徳島に短縮され、新しい体制のもとで、さらなる成長が期待される時期に突入しました。

近年の活動


FC徳島は2019年に選手面での大きな変化があり、監督とスタッフが入れ替わるなどして、チームを再編成しました。ここでの努力が実を結び、2020年にはリーグ戦を制し、初優勝を果たしました。地域CL(地域チャンピオンズリーグ)では、初戦での勝利にもかかわらず、グループステージでの結果には恵まれませんでした。

2021年にはホームタウンを徳島市から吉野川市に移し、より地域密着を進めました。選手の入れ替わりが多かったものの、リーグは打ち切りとなりましたが、地域CLには推薦で参加。1次ラウンドを突破するなど、成績を残しています。2022年にはクラブカラーを水色に変更し、選手体制を強化するため、新たな監督を招聘。ハードワークを続け、四国リーグでの成績は素晴らしいものでした。

2023年には監督が選手兼任である須ノ又が現役を引退し、新たな体制への移行が進んでいる最中です。2024年には新田己裕がGMに就任し、羽地登志晃が監督としてクラブを率いる予定です。

クラブの現在


FC徳島は地域リーグにおいて強い片鱗を見せ、徳島県におけるサッカーの振興を考え、地域サッカーのための重要な役割を担っています。天皇杯や全国社会人サッカー選手権大会への出場も果たし、未来のJリーグ参入を目指して日々努力を続けています。急成長するクラブに注目が集まる中、今後の活躍が期待されています。

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