FCふじざくら山梨

FCふじざくら山梨

FCふじざくら山梨（FC FUJIZAKURA YAMANASHI）は、山梨県南都留郡鳴沢村を拠点とする女子サッカーチームであり、日本女子サッカーリーグに参加しています。クラブのホームスタジアムは「富士山の銘水スタジアム」で、山梨県富士北麓公園内に位置しています。

クラブの概要

このチームは、2018年11月に山梨県初の社会人女子サッカーチームとして設立され、クラブ名は地元の県花であるふじざくらに由来しています。2019年には山梨県女子サッカーリーグ2部に参加し、10戦全勝の成績で当初の目標を達成しましたが、翌年は1部リーグに昇格しました。2022年以降は、主に富士吉田市にある競技場を使用しており、リーグの1部昇格と2026年のWEリーグ参入を目指して活動を続けています。

組織構成と選手

FCふじざくら山梨の選手たちは、親会社である富士観光開発に雇用されており、安定した職業環境を享受しながらサッカーに専念できる体制が整っています。さらに、選手の育成にも力を入れており、年齢別のアカデミーが設立されています。

歴史と成績

2019年: 山梨県女子リーグ2部

初代監督に就任した菅野将晃が指揮を執り、チームのさらなる成長を目指して活動しました。その年は無敗でリーグを制し、チャレンジリーグへの入替戦に臨みましたが、新潟医療福祉大学に敗れました。

2020年: 山梨県女子リーグ1部

1部リーグでは2位の成績を収めたものの、新型コロナウイルスの影響でなでしこリーグとの入替戦は実施されず、残留となりました。

2021年: チームの成長

この年、チーム体制を見直し、4人のキャプテン制を導入しました。また、FCふじざくらアカデミーを拡充し、U-12やU-18チームを新設しました。さらに、関東女子サッカーリーグに昇格し、初めて皇后杯本選にも出場しました。

2022年: 関東女子リーグへの参加

新たに顧問として田口友久が監督代行に就任し、関東女子リーグ2部で優勝を果たしました。なでしこリーグへの入替戦にも進出し、翌シーズンからなでしこリーグ2部に参入しました。皇后杯でも2回戦に進出するなど、着実な成長を見せました。

2023年: なでしこリーグ2部

新しい監督として渡辺海が就任し、2023シーズンではリーグ7位で残留を達成しましたが、皇后杯では初戦で敗退しました。これからのシーズンにはさらなる飛躍が期待されています。

下部組織とアカデミー

FCふじざくら山梨は、複数のアカデミークラスを運営しており、競技者の育成にも注力しています。特にU-12、U-15、U-18のチームが設立されており、地域での女子スポーツ振興に貢献しています。

目指す未来

今後、FCふじざくら山梨は2025年に日本女子サッカーリーグ1部への昇格、2026年までにはWEリーグ入りを目指すという挑戦を続けます。また、チーム全体として、山梨県のスポーツブランド向上に寄与していくことを目標としています。

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