FLYING〜L'Arc〜ATTACK

『FLYING〜L'Arc〜ATTACK』は、1999年10月4日から2002年3月まで、TOKYO FM系列の「やまだひさしのラジアンリミテッド」内で放送されていたラジオ番組です。パーソナリティはやまだひさしが務め、L'Arc〜en〜Cielのメンバーが週替わりで登場しました。番組は、メンバーの個性あふれるトークと、リスナー参加型のバラエティ豊かな企画が人気を集めました。

番組初期にはコーナー名は特になかったものの、新曲リリースやメンバーの思いつきによって、多彩な企画が誕生しました。その中でも、リスナーからの質問に答える「ラルク・アンサー・シエル」は、多くの派生企画を生み出した定番コーナーです。

「ラルク・アンダー・ワールド」や「ラルク・メンズ・シエル」など、L'Arc〜en〜Cielの名前をアレンジしたコーナーも多く、メンバーの個性やユーモアが光りました。これらのコーナーは、特定のメンバーが担当するのではなく、番組全体で楽しむ企画がほとんどでした。

hydeが担当した企画では、ken企画の「ディスカバリー・ジャパン」をもじった「デス・リカバー・ジャパン」や、明るい性教育をテーマにした「ニューキッズオンザセックス」など、ユニークな企画が目立ちました。特に「ニューキッズオンザセックス」は、番組が11時台に移動するきっかけとなったコーナーとしても知られています。

kenが担当した企画では、自身の切手シート当選から生まれた「kenの懸賞生活」や、ギター講座「ロッケンオン」など、音楽に関する企画も展開しました。また、「ザ・改名宣言」のような、リスナー参加型の企画も人気を集めました。

tetsuは「発明ジャパン」や「美食クラブ」など、多彩な企画を担当しました。特に「tetsu's press」は、音楽雑誌「CDでーた」との連動企画であり、メディアミックスな展開を見せました。

yukihiroが担当した企画では、リスナーからの質問に答える「ユッキー's Power Play」や、ラルクにまつわるニュースを紹介する「劇空間プロラルクニュース」などがありました。特に「劇空間プロラルクニュース」は、メンバーの目撃情報が寄せられるコーナーとして、ファンを楽しませました。

番組全体では、「ラルク連続ラジオ小説」や「FLYING〜L'Arc〜ATTACK プロデュース連続ラジオドラマ」など、ラジオドラマにも挑戦しました。また、新曲リリース時にはリスナー参加型のキャンペーンも展開しました。「ラブラブフライトキャンペーン」や「シャイニングスターズキャンペーン」などが、その代表例です。

番組では、リスナーがメンバーの私物をプレゼントされる企画や、番組内での迷言を募集する企画もありました。また、年末年始には特別企画も放送され、リスナーとの交流を深めました。番組の終盤では、「やまちゃんの裏話をしましょうのコーナー」など、パーソナリティのやまだひさしとの掛け合いも人気を集めました。

『FLYING〜L'Arc〜ATTACK』は、L'Arc〜en〜Cielの魅力をラジオというメディアを通じて、リスナーに届けることに成功しました。メンバーの個性あふれる企画やトーク、リスナー参加型のバラエティ豊かな内容は、多くのファンを魅了し、ラジオ番組史に残る名番組として、今もなお語り継がれています。

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