FMさわやかスタジオ

FMさわやかスタジオ

『FMさわやかスタジオ』は、ジャパンエフエムネットワーク(JFN)が制作していたラジオ番組です。

概要

1984年、JFN系列局の中でも早朝ワイド番組の制作が難しい局向けに、「Bライン」と呼ばれる番組が制作されました。これは、自社で早朝番組を持たない放送局に向けたものでした。

平日版の特徴は、細かく区切られたコーナー構成です。これにより、ネット局はローカルニュース、天気予報、スポンサー提供番組などを柔軟に挿入できました。この形式は、以降のJFN平日朝ワイド番組のフォーマットの基礎となりました。

番組内では、7:00 - 7:30に[エフエム東京]制作の全国ネット番組「Aライン」が挿入されていました。1989年には、8:00 - 8:20にも同様の枠が設けられました。

平日版は1991年3月に終了し、その後、大型番組『THIS MORNING』へと発展しました。平日版のDJだった渡辺譲二が続投しました。また、9:00以降は後番組『はつらつトゥデイ』と統合され、『L・Wellness〜素敵にトランタン〜』となりました。

平日版と同時期に開始されたのが、土曜版『～土曜日です』です。土曜日はAラインの番組が遅い時間に編成されることが多かったため、土曜版は柔軟なコーナー構成を採用しました。途中には5分程度のローカル枠を設け、ネット局が自由に使えるようにしました。また、ネット局の要望に応じて、番組を途中終了できるポイントも設定されました（使用しない局は、そのまま音楽を流し続けるか、コーナーの区切りで終了）。1994年の改編では、放送時間が1時間繰り上がり、6時スタートとなりました。

土曜版は1997年9月まで放送され、『MORNING CUBE〜SATURDAY NETWORK〜』へとリニューアルされました。土曜版のDJだった伊津野亮はそのまま続投し、その後も『RADIO JAPAN』『SATURDAY ON THE WAY』と、17年半にわたり土曜の朝の声として親しまれました。平日版とは異なり、土曜版は放送枠を維持したまま、番組内容が変化していきました。

放送時間

月曜日 - 金曜日
土曜日

パーソナリティ

月曜日 - 金曜日

生野文治（1984年 - 1987年3月）
山下恵理子（1984年 - 1988年3月）
木藤隆雄（1985年10月 - 1988年3月）
渡辺譲二（1987年4月 - 1991年3月）
秋岡このみ（1987年10月 - 1990年3月）
久末絹代（1990年4月 - 1991年3月）

土曜日

藤本喜八（1984年 - 1992年3月）
入江公子（1984年 - 1992年3月）
伊津野亮（1992年4月 - 1997年9月）
斎藤京子（1992年4月 - 1997年9月）

タイムテーブル (1987年、月 - 金)

6:45 - けさのフラッシュニュース（1）
7:00 - コニカさわやか列島 今日はこれから（エフエム東京発）
7:10 - トヨタ ジャスト・イン・ザ・モーニング（エフエム東京発）
7:30 - けさのフラッシュニュース（2）
7:45 - 各局別パート
8:00 - 日産 ジャーナルステーション（エフエム東京発）
8:20 - 各局別パート
9:30 - ミュージック・アイランド

主なコーナー

イングリッシュ・ミニ・レッスン
ブックインフォメーション
今日のトピックス
CDドライビング・ミュージック
朝の歳時記
今朝の話題・今朝の人
暮らしの豆辞典
ホーム・エンターテインメント

放送されていた局

(詳細な放送局リストは省略)

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