FNNスーパーニュースほっとKANSAI

FNNスーパーニュースほっとKANSAI

『FNNスーパーニュースほっとKANSAI』（エフエヌエヌスーパーニュースほっとカンサイ）は、関西テレビジョン（KTV）が制作・放送した平日夕方の関西ローカルワイドニュース番組です。2001年4月2日に放送を開始し、2006年3月31日までの約5年間にわたり、関西地方の様々なニュースや情報を視聴者に届けました。

番組の歩み

本番組は、それまで放送されていた『FNNスーパーニュースKANSAI』の後継として位置づけられました。前番組が3年で終了した後を受け、再びキー局であるフジテレビの『FNNスーパーニュース』とは異なる、関西テレビ独自の番組タイトルロゴを採用したのが特徴です。

番組開始当初は『FNNスーパーニュースほっとカンサイ』という名称でした。しかし、2002年4月1日からは、毛利氏が新たにメインキャスターに加わったのに合わせ、番組名も『ほっとKANSAI』と改められ、一部にラテン文字表記が導入されました。これにより、番組のイメージが刷新されたと言えます。

構成の変化と特徴

放送期間中に、番組の構成にも変化が見られました。特に注目されるのは、2005年4月4日からフジテレビ制作の『スーパーニュース』17時台のネット放送を開始したことです。これは、在阪民放テレビ局としては、従来から17時台に全国ニュースを放送していたテレビ大阪を除けば、初めての試みでした。

ただし、この17時台ネットには例外的な対応も存在しました。プロ野球・阪神タイガースのナイトゲーム中継が18時17分から予定されている場合などは、通常フジテレビからネットされる17時40分頃の「文化芸能部」コーナーを休止し、代わりに『ほっとKANSAI』独自のコーナーやニュースを放送することがありました。また、稀に「文化芸能部」自体を、関西テレビが主催するイベント情報など、局独自の芸能ニュースに差し替えることもあり、この場合はスポーツ担当のキャスターが出演することがありました。

なお、本番組が17時台にフジテレビからのネットを開始した時期には、他の在阪局でも夕方早い時間帯にローカルニュースを放送する動きが見られました。テレビ大阪は長年にわたり17時台にローカルニュース『ビジネス525』を放送しており、NHK大阪放送局も2001年4月2日から17時台に『かんさいニュース1番』を放送していました（いずれも現在は放送終了）。

番組の放送期間中には、大きな出来事に関する報道も行われました。例えば、2005年4月25日に発生したJR福知山線脱線事故の際には、通常フジテレビが放送する「スーパー特報」の時間を、キー局のフジテレビが2005年4月26日と4月27日の2日間に限り、18時17分頃から18時30分頃まで『ほっとカンサイ』を同時ネットして放送するという異例の対応が取られました。

番組の終焉とその後

2006年2月13日、関西テレビは番組の大きなリニューアルを発表しました。これは、前年末に終了した情報番組『2時ワクッ!』と報道番組を統合し、新たなワイド番組として再編するという方針に基づいています。その結果、本番組は2006年3月31日をもって終了し、後番組として『FNNスーパーニュースアンカー』がスタートしました。

このリニューアルに伴い、わずか1年間続いたフジテレビからの『スーパーニュース』17時台のネット放送も廃止されました。

歴代出演者（一部）

過去のパーソナリティー

島本 慈子（作家）
家本 賢太郎（クララオンライン 社長）

週末版（関西ローカル）キャスター

岡本 栄
若田部 克彦
梅田 淳
林 弘典
岡林 豊明

※平日版メインキャスターとしては、2002年4月以降の毛利氏などが知られています。

担当者

テーマ音楽: 都 啓一

関連項目

関西テレビ番組一覧
FNNニュース（年末年始の夕方ニュース）
KTVニュース（年始の夕方ニュース）
FNNスーパーニュース（平日版）
* FNNスーパーニュースWEEKEND（週末版）

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