FOOLY COOLLY

MAGICの『FOOLY COOLLY』は、1996年8月21日にメルダックから発売された7枚目のオリジナルアルバムです。このアルバムは、MAGICの新たな音楽性を開花させた作品として、ファンから高く評価されています。

アルバムの背景

『FOOLY COOLLY』は、NOBODYがプロデュースを手掛けた初めてのアルバムです。NOBODYは、1980年代から数多くのアーティストを手掛けてきた音楽プロデューサーであり、MAGICの音楽性に大きな影響を与えました。アルバムタイトルは、上澤津孝が運営するショップ「FOOLY KOOLLY」に由来しています。また、上澤津と元メンバー山口憲一によるユニット「wface」は、収録曲の「W-FACE」から名付けられました。

収録曲について

アルバムには、全12曲が収録されています。NOBODYが全曲の作詞・作曲・編曲を手掛けていますが、一部楽曲では船橋孝樹、竜真知子、高柳恋が作詞を、上澤津孝、谷田部憲昭、小坂浩人が作曲を担当しています。同時発売されたシングル「STAND UP, BOY」を含む、バラエティ豊かな楽曲が収録されています。

1. BE-BOP-SLAP（幸せな馬鹿）
2. ハリウッド・スマイル
3. STAND UP, BOY
4. ANGEL IN THE SUMMER
5. COMIN' HOME
6. キャンディ
7. GIMME LOVE
8. Foolish Heart
9. NO WAY OUT
10. W-FACE
11. ひまわり
12. Rock'a Billy Train

特筆すべき点

アルバム全体を通して、NOBODYのプロデュースワークが光ります。従来のMAGICのイメージを踏襲しつつも、新しいサウンドやアレンジを取り入れることで、彼らの音楽性の幅を広げることに成功しました。特に、歌詞においては、日常の風景や感情をリアルに描写したものが多く、聴く人の心に深く響きます。

『FOOLY COOLLY』は、MAGICのディスコグラフィーの中でも重要な位置を占める作品であり、彼らの音楽性を深く理解するための必聴盤と言えるでしょう。

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