FRAME (レコードレーベル)

FRAMEレーベル：ゲームとアニメ音楽を彩るクリエイター集団

FRAMEは、レベルファイブとエイベックスが共同で設立した日本のレコードレーベルです。レベルファイブが制作するゲームやアニメ作品に関連した楽曲のリリースを主な業務としており、その活動は、ゲーム音楽の枠を超えた、幅広い音楽シーンに影響を与えています。

歴史：アップフロントワークスからエイベックスへ

FRAMEの設立は、レベルファイブの日野晃博氏とアップフロントワークスの蔭山茂樹氏の出会いがきっかけでした。2007年春、『イナズマイレブン』の主題歌制作をきっかけに始まった両者の協働は、独自のレーベル設立という新たなステージへと発展します。日野氏の「クリエイター同士が対等な立場で作品を作る」という理念に基づき、アーティスト主体の自由な楽曲制作を重視したレーベル運営が開始されました。

2008年10月、FRAMEはtwe'lvのデビューシングル「青春おでん/純情青春ラブ|青春おでん_純情青春ラブ」でスタートを切ります。当初はアップフロントワークスが発売元、キングレコードが販売元としてレーベルを支えました。その後、2012年10月にはエイベックス・エンタテインメントへ移籍。発売・販売元は、エイベックス・マーケティング、エイベックス・ピクチャーズを経て、現在はエイベックス・エンタテインメントとなっています。この移籍は、FRAMEの活動範囲をさらに拡大させる転機となりました。

所属アーティスト：多様な才能が集う場所

FRAMEには、数多くのアーティストが所属しており、その音楽性は多様性に富んでいます。

現在の所属アーティスト（五十音順）：

alom
生沢佑一
岡本幸太
キング・クリームソーダ
寺田真奈美
Hard Birds
pugcat's

過去の所属アーティスト（五十音順）：

北原沙弥香
KMC
コトリ with ステッチバード
スージー・ロッソ
T-Pistonz+KMC
twe'lv
Dream5
Little Blue boX
LinQ

これらアーティストたちは、FRAMEの理念のもと、それぞれの個性を活かした楽曲制作を行い、数々のヒット曲を世に送り出してきました。

関連アニメ作品：ゲームとアニメを繋ぐサウンドトラック

FRAMEが楽曲提供したアニメ作品は、レベルファイブが制作したゲーム作品と深く関わっています。代表的な作品を以下に挙げます。

イナズマイレブンシリーズ（2008年～）
レイトン教授と永遠の歌姫（2009年）
ダンボール戦機（2011年）
妖怪ウォッチシリーズ（2014年～）
* スナックワールド（2017年）

これらの作品で、FRAME所属アーティストが手掛けた主題歌や挿入歌は、作品の世界観をさらに豊かに彩り、視聴者に深い感動を与えました。

まとめ：進化を続ける音楽レーベル

FRAMEは、設立以来、ゲーム音楽の枠にとらわれず、多様なアーティストと作品を繋ぎ、独自の音楽世界を展開し続けています。アップフロントワークスからエイベックスへの移籍、そして数々のヒット作品を生み出してきた実績は、FRAMEのクリエイティブな力と、業界における地位の確立を示しています。今後も、レベルファイブ作品を支え、日本の音楽シーンに新たな風を吹き込んでいくことが期待されます。

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