FTVニュース

FTVニュースの歴史と変遷

FTVニュースは福島テレビが提供する地域に特化したニュース番組であり、1963年の開局以来、地域の人々に重要な情報を提供してきました。当初、福島テレビは資本関係から『福島民報ニュース』、そして『民友ニュース』とともに、3つのニュース番組を夕方と夜の2回放送していました。これらの番組は地域の情報や出来事を伝える役割を果たしていました。

タイトルの統一と放送時間の変遷

1971年には、福島民友新聞が所有していたFTVの株を他の放送局に交換した結果、番組タイトルが『FTVニュース』に統一されました。この変更により、地域における報道が一層強化されることとなりました。さらに、1977年からは23:00 - 23:15の時間帯にも放送されるようになり、地域のニュースを深夜帯でも届ける形となりました。この時期、JNNニュースデスクを受ける必要がありましたが、フジテレビとのクロスネット編成のために独自のニュースを制作していました。

JNN脱退とその後の動向

1983年にはJNNから脱退し、その結果として番組は契約していた時間のネットを終了し、自ら制作したニュースを放送することになりました。1983年4月からはフジネットワークの『FNNニュースレポート』を受けるようになり、より柔軟な放送形態が可能となりました。

スポンサーシップ

FTVニュースのスポンサーには、様々な企業がついており、特に2000年まではヤンマーディーゼルが20:54枠のスポンサーとして関与していました。当時のCMには、人気のアニメキャラクター「ヤン坊」「マー坊」が使用され、視聴者に親しみやすく届けられていました。特に地域の地元百貨店や地酒メーカーもスポンサーとして名を連ね、地域とのつながりを強める一助となりました。

内容の変化

2018年には、フジテレビの『THE NEWSα Pick』が終了したのに伴い、FTVもその夜のスポットニュースを終了しました。これにより、開局以来続いていた夜のニュース放送が幕を閉じることになりました。以降は、月曜と日曜の夜にフジテレビの番組をフルネットする形へと移行し、そのほかの日は短縮版のミニ番組や天気予報を中心とした放送形態に変更されました。

現在の放送体制

現在、FTVニュースの放送時間は月曜から金曜の昼11:40 - 11:45、土曜昼11:56、日曜昼11:56となっており、他にも夕方のニュースや年末年始の特別放送で県内の出来事を伝えるニュースを行なっています。また、かつての夜帯の番組群は新たな名称で進化し続けており、時代の変化に柔軟に対応しながら、地域情報の発信を続けています。

終わりに

FTVニュースは、地域住民にとって重要な情報源であると同時に、地域の文化や出来事を広く伝える役割を担ってきました。放送内容やタイトルが時代とともに変化する中でも、福島の視聴者に寄り添い、その声を代弁し続けることが求められています。

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