Fantastic or Drastic

『Fantastic or Drastic』は、日本のロックバンドSCRIPTが2003年1月24日にリリースした通算4枚目のアルバムです。前作『Body Language』から約1年1ヶ月ぶりのリリースとなり、本作からインディーズレーベルであるAFD RECORDSからのリリースとなりました。かつて所属していたキティMMEを離れ、再びインディーズに回帰した形となります。このアルバムは、「SCRIPT domestic industry」と銘打たれたプロジェクトの第一弾アルバムとしても位置づけられています。

本作のリリースに先駆け、2002年12月6日には、パイロット盤としてシングル「Frontier Spirits」がライブ会場限定で1000枚限定で販売されました。このシングルは、アルバムへの期待感を高める役割を果たしました。

アルバム収録曲の中には、2004年にリリースされたミュージック・ビデオ集『SCRIPT Rock Inventions〜MUSIC VIDEO CLIPS〜』にプロモーション映像が収録された「squall」が含まれています。この楽曲は、アルバムの代表曲の一つとして、ミュージックビデオと共に広く知られるようになりました。

アルバムには全9曲が収録されており、そのうち8曲の作詞・作曲を佐々木收が担当しています。渡邊崇尉は「imagination」の作詞・作曲を手掛け、「マーガレット」では佐々木收と共同で作詞を行っています。

収録曲は以下の通りです。

1. we love gentleman's R&R music (作詞・作曲: 佐々木收)
2. squall (作詞・作曲: 佐々木收)
3. C-O-S (作詞・作曲: 佐々木收)
4. imagination (作詞・作曲: 渡邊崇尉)
5. マーガレット (作詞: 渡邊崇尉、佐々木収 / 作曲: 渡邊崇尉)
6. Lost Generation (作詞・作曲: 佐々木收)
7. precious love (作詞・作曲: 佐々木收)
8. バイバイシュガーキューブ (作詞・作曲: 佐々木收)
9. 君の寝顔を見ていると (作詞・作曲: 佐々木收)

このアルバムは、SCRIPTの音楽性の幅広さと、メンバーそれぞれの個性が際立った作品として、ファンから高い評価を受けています。インディーズに回帰したことで、より自由な表現を追求した意欲作であると言えるでしょう。また、ライブ会場限定シングルやミュージックビデオの制作など、様々な展開も注目を集めました。

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