『
Fate/Grand Order|Fate_Grand Order Arcade』は、2018年7月26日に稼働を開始した
アーケードゲームです。このゲームは、人気スマートフォン向けRPG『
Fate/Grand Order|Fate_Grand Order』(以降、アプリ版)を原作としており、略称は「FGOAC」です。アーケード版は、
セガ・インタラクティブが開発・発売元であり、2020年4月からは
セガが直接運営しています。
ゲームの特色
本作はトレーディングカード
アーケードゲームであり、プレイヤーはクラスカードをカードプリントして使用します。システム基板にはALLS UXが採用され、プレイヤー同士が協力して相手チームと戦う「グレイルウォー」が主なゲームモードとなっています。この対戦は基本的に2人のプレイヤーがチームを組み、3体のサーヴァントを操作して行います。また、シングルプレイ向けの「グランドオーダー」モードも搭載されています。
圧倒的なグラフィック
このゲームの魅力的な要素の一つは、サーヴァントの動きをリアルに表現した3DCGの導入です。このシステムは、プレイヤーが「マスター」になりきれる体験を提供します。また、操作がシンプルで、初心者でも楽しめるよう設計されています。攻撃と防御はアタックボタン一つで行うことができ、血飛沫等の過激な表現は控えられています。
物語
物語の舞台は、特異点と呼ばれる異なる時空で進行します。その中には「北米神話侵食」や「臨界繁栄都市バビロン」といった特異点が存在し、プレイヤーたちは時代を超えて様々な英雄たちと共に戦います。物語は、アプリ版とは一部相違しており、特に第五特異点からのストーリー展開が異なる点が特徴です。
別の時空での冒険
本作では、アプリ版『
Fate/Grand Order|Fate_Grand Order』の初期案を基にした異なる物語が展開され、プレイヤーは新たなキャラクターやシナリオに出会うことができます。特に、登場するサーヴァントもアプリ版と異なるバリエーションがあり、一部はアーケード版独自のサーヴァントとして実装されています。
システムとキャラクター
基本的なシステムは、敵をターゲッティングしてアタックボタンを連打することにあります。ゲームバランスの調整のため、一部のスキルや礼装の効果はアプリ版から変更されています。
登場するキャラクターは、全部で120騎以上が用意され、アプリ版に準拠した設定が引き継がれています。サーヴァントは、召喚時の台詞やダウンロード可能なデータに応じて異なる段階で排出されます。また、アーケード版独自の「Fatalカード」も低確率で出現し、これを使用することでサーヴァントの能力値が向上します。アーケード版の特徴として、サーヴァントの所持や育成、宝具レベルがICカードで管理される点も挙げられます。
開発の背景
このゲームの開発には、アプリ版の運営企業であるディライトワークスの
塩川洋介が深く関与しており、彼は永続的にサーヴァントの魅力を届けるため、新たな形式のゲームとしてアーケード版を実現することを目指しました。
セガとの共同開発により、3DCGを駆使した迫力あるバトルシーンを実現しています。開発がスタートしたのは2016年であり、その後の数年間をかけて、プレイヤーが楽しめるコンテンツが整備されてきました。
評価と反響
本作は、そのゲーム性や操作性が評価され、多くのプレイヤーから支持を受けています。特に、アクションに不慣れなユーザーでも楽しめる配慮がされており、友達と協力して遊ぶ楽しさも提供されています。
リリース以後、多くのイベントやキャンペーンが行われており、定期的に新たなコンテンツも追加されています。これにより、プレイヤーは常に新しい体験を得ることができます。
まとめ
『
Fate/Grand Order|Fate_Grand Order Arcade』は、アプリ版『
Fate/Grand Order|Fate_Grand Order』が持つ魅力をアーケード形式で体験できる作品です。プレイヤーは多彩なキャラクターと物語を楽しむことができ、幅広い層のユーザーに支持されています。この新しい形のFate体験は、今後の展開にも期待が寄せられています。