Fine day

平松愛理の9thアルバム『fine day』は、彼女の音楽性が豊かに表現された作品です。全曲の作詞・作曲を平松愛理自身が手掛け、清水信之が編曲を担当（一部楽曲は坂元裕介と共同編曲）しています。

アルバムには、シングルとしてリリースされた楽曲のアルバムバージョンが多数収録されています。例えば、「ドラマの予感（album ver.）」は、シングルのカップリング曲として発表された楽曲のアルバムバージョンです。また、「この街のどこかで（album ver.）」や「ビビッとドキッとGood Day（album ver.）」、「宇宙でたったひとつの今日（album ver.）」といったシングル曲も、アルバムならではの魅力的なアレンジで楽しむことができます。さらに、「それなりの明日（album ver.）」は、「この街のどこかで」のカップリング曲であり、こちらもアルバムバージョンとして収録されています。

注目すべきは、平松愛理が他のアーティストに提供した楽曲のセルフカバーです。「Shocking Blue」と「Someday Everyday」は、森口博子に提供した楽曲を平松愛理自身が歌い上げています。また、「あなたに教えたい」は、沢田知可子に提供した楽曲のセルフカバーとして収録されており、提供先とはまた違った平松愛理ならではの解釈で楽曲の新たな魅力を引き出しています。

アルバムには、オリジナル曲も収録されており、平松愛理のソングライターとしての才能を堪能できます。「Out Of Rule」や「カラ元気」など、バラエティ豊かな楽曲が並び、アルバム全体の聴きごたえを一層高めています。

また、ボーナストラックとして、「宇宙でたったひとつの今日（single ver.）」と「この街のどこかで（single ver.）」のシングルバージョンも収録されており、アルバムバージョンとの違いを楽しむことができます。

『fine day』は、平松愛理の多様な音楽性を堪能できる、聴きごたえのあるアルバムです。彼女のファンはもちろん、J-POPファンにとっても必聴の一枚と言えるでしょう。

もう一度検索