Flip flop

flip flop

『flip flop』は、日本のロックバンドTHE HIGH-LOWSによる企画アルバムで、2001年1月24日に発売されました。このアルバムは、未収録の楽曲やカップリング曲、シークレットトラック、さらにトリビュート盤などに収められたレア音源を中心に構成されています。シングル曲としてリリースされたものの、メインアルバムには未収録となっていた楽曲が網羅されており、ファンにとって貴重な一枚となっています。

アルバムのタイトル「flip flop」は、電子回路における2つの安定状態を示すIT用語に由来しています。このタイトルには、音楽の多様性や両極性を表現する意図が込められているとも言われています。実際、このアルバムには多彩な楽曲が揃っており、それぞれの曲には解説が添えられています。

アルバムの内容

アルバムは2枚のディスクにわかれています。Disc 1には、多くのシングルからのカップリングやライブ音源が収録されています。たとえば、シングル「ミサイルマン」からは『ママミルク』や『グッドバイ（LIVE Version）』などが含まれ、シングル「スーパーソニックジェットボーイ」には、『スーパーソニックジェットボーイ（SINGLE Version）』や『日曜日よりの使者（SINGLE Version）』が収められています。また、モット・ザ・フープルの「THE GOLDEN AGE OF ROCK'N' ROLL」や西城秀樹の「情熱の嵐」といったカバーも聴くことができます。

Disc 2には、シングル「相談天国」や「ロッキンチェアー」などからの新しい音源が収録されており、名曲として名高い『俺のじゃまはするな』や『開かないドア』といった曲も含まれています。シークレットトラックでは、「ザ・ハイロウズのテーマ」や「アジア (愛のテーマ)」、「ブラックハワイ (愛のテーマ)」など、特別な音源も楽しむことができます。

収録ミュージシャン

このアルバムには、THE HIGH-LOWSのメンバーである甲本ヒロト（ボーカル、ブルースハープ）、真島昌利（ギター、コーラス）、調先人（ベース、コーラス）、大島賢治（ドラムス、コーラス）が参加しています。彼らの演奏と歌声は、アルバム全体の魅力を高めています。

『flip flop』は、個々の楽曲が持つ独自の良さを引き出しつつ、THE HIGH-LOWSの音楽の幅広さを実感させてくれる作品となっています。特にレア音源は、ファンにとって嬉しいコレクションであり、聴きごたえのある内容が魅力です。さらに、2003年には続編として『flip flop2』もリリースされ、こちらもファンに支持されています。

このように、『flip flop』は単なる企画アルバムの枠を超え、THE HIGH-LOWSの音楽史の中で特別な位置を占める作品となっています。

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