Forgive

Bank Band feat. MISIA 『forgive』

『forgive』は、Bank BandがMISIAをフィーチャリングして2021年3月20日にリリースした配信限定シングルです。東日本大震災から10年という節目、そして新型コロナウイルス感染症が世界を覆う状況下で制作されたこの楽曲は、困難な時代を生きる人々へのメッセージが込められています。

制作の背景

2018年のap bank fes '18以降、Bank Bandとしての目立った活動は少なかったものの、2020年5月にはセッション映像が公開されました。そして2021年3月11日、Bank Bandは約13年ぶりに音楽番組『音楽の日』に出演。この番組のために書き下ろされたのが『forgive』でした。

小林武史は、震災から10年という節目に何かできないかと考えていたところに番組出演の依頼があり、承諾。コロナ禍で人が集まることが難しい状況下でも、テレビを通じてメッセージを届けられると考えました。

楽曲について

作詞は櫻井和寿、作曲・編曲は小林武史が担当。小林がメロディを作り、櫻井が歌詞を付けるという流れで制作されました。

小林は楽曲について「音楽にも様々な陰と陽があって、この曲は少し複雑かなと思うくらいそういった表情を組み合わせて作った」と語り、櫻井は「あれから10年 それから今も 大きな流れの前では、小さくて不完全な僕らを 許しながら それでもやっぱり未来へ力強く漕ぎ出す そんな歌です」とコメントしています。

ボーカルは櫻井和寿とMISIAが担当。MISIAは「東日本大震災から変わらず、東北へ心を寄せ、活動を続けてきたお二人だからこそ生まれた歌だと思います」「次の未来への応援歌として、多くの皆さんへ届くことを願っています」と述べています。

リリースとプロモーション

本作の収益は、ap bankを通じてReborn-Art Festival 2021-22の運営費に充てられます。また、同フェスティバルでは、本楽曲をモチーフにしたインスタレーションが展示されました。

アートワーク

アートディレクターは森本千絵が担当。ジャケットのイラストは黒田征太郎が描き下ろしました。森本は「自然と自身をひとつのカラダという景色にしました」「えんやこらと歩く赤い人は、そのカラダにとって希望です」とコメントしています。

収録曲

1. forgive

参加ミュージシャン

櫻井和寿：Vocal
MISIA：Vocal
小林武史：Keyboards

その他、多数のミュージシャンが参加しています。

ライブでの披露

櫻井和寿がソロで、後にMISIAと共にライブで披露しています。

収録アルバム

『沿志奏逢4』に収録。

外部リンク

リリック・ビデオ
歌詞

『forgive』は、震災からの復興と未来への希望を歌った、Bank BandとMISIAのコラボレーションによる感動的な楽曲です。

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