G・B・H (プロレス)

G・B・H（ジー・ビー・エイチ）

概要

G・B・Hは、新日本プロレスの一大ユニットで、略称は「Great Bash Heel」を意味し、「最も偉大で凶悪なヒール」という意味を持っています。また、イギリスの警察において凶悪傷害事件を示す暗号「Grievous Bodily Harm」からも引用されています。結成当初はヒールユニットとして登場しましたが、メンバーの大半がCHAOSに移籍した影響で、今では正規軍と見なされ、真壁刀義と本間朋晃によるタッグチームとして活躍中です。特に2018年には真壁が矢野通を救出して以来、独自のファイトスタイルを確立し、今なおファンを魅了し続けています。

第1世代の歩み

天山時代

初代リーダーである天山広吉が、蝶野正洋とのタッグを解消したことをきっかけに、2006年に真壁刀義や越中詩郎とともにG・B・Hを結成しました。天山がユニット名を発表すると、毒舌家で有名な永田裕志はその名称をユーモラスに解釈しました。この結成から、矢野通と石井智宏を仲間に迎えることでユニットが強化され、ヒール軍団としての地位を築いていきました。

真壁時代

2007年には真壁がヒールとしての素質を発揮し、IWGPヘビー級王座挑戦まで果たす成長を遂げました。2008年にはユニット内部でのダイナミクスが変わり、天山がG・B・Hから追放され、真壁が主導権を握ります。この時期、ユニットの試合では毎回メンバー全員がセコンドとして参加し、場外乱闘や凶器攻撃で相手を圧倒するスタイルが顕著でした。

2009年の分裂

2009年4月、矢野の裏切りが発生し、G・B・Hの構成メンバーは大きく変化しました。矢野派がCHAOSを結成したことで、真壁と本間だけが残り、以降はラフファイトを織り交ぜた試合スタイルに移行しました。この分裂を機に、真壁はG1 CLIMAXでの優勝を果たすなど、急速に復活を遂げます。

2010年代からの再編

2010年にはノア主催の大会に出場し、他団体との交流戦も行いました。2011年には小島聡との交戦がメインとなりましたが、彼を救出し和解することで新たな展開を迎えます。2012年には本間が契約解除され、真壁一人のみの活動が続きましたが、2013年に本間がCHAOSから復帰したことでタッグチームが再結成されました。

近年の活躍

復活後のG・B・Hは、他のユニットとの抗争を繰り広げつつ、真壁と本間のタッグチームとして着実に支持を集め続けています。特に2015年と2016年にはWORLD TAG LEAGUEを連覇し、長年の努力が実を結びました。また、本間の長期欠場を経て、2018年には完全復活を果たしました。

現在もG・B・Hは多くのファンに支えられながら、新日本プロレスの一翼を担い続けており、今後の展開にも期待が寄せられています。彼らのダイナミックな試合とキャラクターは、プロレス界における不動の存在感を示しています。

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