GO!GO!7188

GO!GO!7188 - 日本のスリーピース・ロックバンド

GO!GO!7188（ゴーゴーなないちはちはち）は、日本のロックシーンで一世を風靡したスリーピースバンドで、2012年に解散しました。彼らの音楽スタイルは、サーフロックのギタリフ、GS（グループサウンズ）の影響を受けたメロディ、オルタナティブ・ロックやパンク・ロックなど、多様なジャンルを融合したものでした。特に、1998年に鹿児島で結成されたこのバンドは、ユウ（中島優美）、アッコ（浜田亜紀子）を中心に、後にドラム担当のターキー（細川央行）も参加することで、独自の音楽性を確立していきました。

結成からメジャーデビューまで

高校時代の同級生であったユウとアッコが、鹿児島でバンドをスタートしたのが始まりです。初期のメンバーが脱退し、ユウとアッコの二人は短大在学中に新たに男性メンバーを迎え、YAMAHA主催の「TEENS' MUSIC FESTIVAL」に参加。オリジナル曲「太陽」を披露し、この大会での活躍がバンドのメジャーデビューを決定づけました。

2000年には東京に上京し、シングル『太陽』でメジャーデビューを果たします。同年12月にはアルバム『蛇足歩行』もリリースし、彼らの音楽は次第に多くのファンに支持されることとなります。特にシングル『こいのうた』は長期間のヒットを記録し、2002年にはシングル「浮舟」が大ヒットを記録、多くのメディアに取り上げられました。

バンド活動とソロ活動

GO!GO!7188は、2003年から翌年にかけて各メンバーがソロ活動を開始するようになり、活動の幅を広げていきました。ユウはチリヌルヲワカという別バンドを結成し、アッコもソロアルバムのリリースを行いました。そして、彼らは2006年には初のベストアルバムをリリース、2007年にはアメリカツアーも経験しました。

解散の経緯

2012年、ユウは「バンドにおける自分の役割に限界を感じた」とし、脱退を申し出ます。それに伴ってGO!GO!7188は解散を発表し、全ての活動を終了しました。解散後もメンバーはそれぞれ音楽活動を続けており、アッコとユウは2019年に女優・歌手のんのミニアルバムに楽曲を提供し、約7年ぶりに共演を果たしました。

人気の理由

彼らの音楽は、若年層のリスナーに特に支持されており、サウンドの多様性とキャッチーなメロディが人気のポイントです。また、鹿児島から全国へと広がった彼女たちの音楽が多くのファンに愛され続けているのも、リスナーの心に響く要因の一つでしょう。

メンバーのプロフィール

• - ユウ（中島優美）: ギター・ボーカル担当。2004年にソロアルバムをリリースし、バンド解散後もチリヌルヲワカとして活動中。
• - アッコ（野間亜紀子）: ベース・ボーカル担当。ソロアルバムもリリースし、2006年に結婚、2014年には新たなバンドPIGGYBANKSを結成。
• - ターキー（細川央行）: ドラム担当。解散後、la la larksに加入し、さまざまな音楽活動を行っている。

GO!GO!7188の音楽スタイル、彼女たちの魅力、そしてバンドのエネルギッシュなステージは、現在も多くの音楽ファンに影響を与え続けており、記憶に残るバンドとして名前を挙げられることは間違いありません。

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