Glorious Day

『Glorious Day』 - Eveによるポケモンをテーマにした楽曲

2024年3月10日にデジタル配信されたEveのシングル『Glorious Day』は、日本のボカロPとしての彼の新たなる挑戦を示す作品です。この楽曲は、音楽プロジェクト「ポケモン feat. 初音ミク Project VOLTAGE 18 Types/Songs」の第18弾として位置付けられ、ボーカルには人気の初音ミクが起用されています。特に、楽曲が公開された3月9日は初音ミクの日であり、このタイミングも注目を集めています。

Project VOLTAGEとEveの関係

「Project VOLTAGE」は、全18曲から成る音楽プロジェクトで、Eveがボカロ作品を発表するのは2021年の『群青讃歌』以来のことで、実に2年半ぶりの新作です。このプロジェクトの一環として生まれた『Glorious Day』は、ゲーム『ポケットモンスター』のBGMを引用し、各チャンピオンとの戦闘シーンをテーマにしています。そのため、楽曲は全体を通じてポケモンの世界観を反映し、聴く人々にとってなじみ深いメロディが印象的です。

作風の工夫とアレンジ

『Glorious Day』は、ポケモンシリーズの歴代チャンピオン戦のBGMを集めて一つの楽曲にまとめています。各チャンピオンのセリフも歌詞に取り入れ、聴く人にストーリーを感じさせる工夫がされています。また、最後のサビではフロンティアブレーンとの戦闘BGMが使用され、勝利の後も続く冒険を象徴的に表現しています。音楽の構成は、単に原曲を使用するのではなく、全てアレンジを施し新たな魅力を引き出す形で制作されています。

制作過程の背景

本作のテーマは、制作途中でのEve自身の思索と感じ方の変化から決定されました。当初は別のテーマを考えていたものの、他の楽曲を聞いた際に「何かが違う」との思いを抱くようになります。改めてポケモンシリーズのBGMの中でも特に印象に残るチャンピオン戦の楽曲に焦点を当て、これを集めた作品を作ることになりました。これにより、彼ならではの唯一性が作品に与えられています。

ミュージックビデオの魅力

本楽曲に合わせて制作されたミュージックビデオでは、監督に千葉大輔、キャラクターデザインにLOOM、アニメーション制作にFoliumが関わっています。Eveが自身のアイデアを基にした字コンテから構成されたこのビデオには、オリジナル設定の初音ミク二人が主人公とライバルという重要な役割で登場しており、プロジェクトの集大成を感じさせる内容となっています。加えて、「18タイプの初音ミクと相棒ポケモン」が全員登場し、ファンにとっても見逃せない映像体験が提供されています。

このように、『Glorious Day』は音楽と映像が見事に融合し、ファンの心を掴む一曲となっています。今後もEveの活躍に期待が高まります。

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