Go Girl 〜恋のヴィクトリー〜

モーニング娘。20枚目のシングル『Go Girl 〜恋のヴィクトリー〜』：フットサルと青春の物語

2003年11月6日、モーニング娘。にとって記念すべき20枚目のシングル『Go Girl 〜恋のヴィクトリー〜』が発売されました。6期メンバー加入後2枚目のシングルという節目の作品であり、木曜日の発売という点も注目されました。

当初はカップリング曲の『恋ING』がシングル候補として予定されていたという裏話も興味深いところです。

このシングルは、初回限定盤と通常盤の2形態でリリースされました。全作詞・作曲をつんく♂、編曲を鈴木Daichi秀行が担当し、つんく♂のプロデュースのもと制作されました。

フットサルとリンクした主題歌

『Go Girl 〜恋のヴィクトリー〜』は、フジテレビ系列で放送されたドラマ『VICTORY! 〜フットガールズの青春〜』の主題歌として書き下ろされました。このドラマとの関連から、ハロー!プロジェクトの芸能人女子フットサルチームであるGatas Brilhantes H.P.のテーマソングとして扱われることも多く、フットサルの試合会場や関連番組で頻繁に流されました。

ミュージックビデオでは、メンバーがカメラに向かって「好き」と囁くシーンが収録されており、楽曲の世界観をより深く伝えています。また、歌番組でのパフォーマンスでは、Gatas Brilhantes H.P.を彷彿とさせるオレンジ色のサッカーユニフォーム風の衣装を着用したこともありました。

ユニゾン形式とパート割りの特徴

モーニング娘。のシングルとしては珍しい、ソロパートのないユニゾン形式が採用されています。メンバーは3人または4人のグループに分けられ、それぞれが役割を担うことで、楽曲に一体感が生まれています。2007年発売のコンピレーションアルバム『つんく♂ベスト作品集（上）「シャ乱Q 〜モーニング娘。」 〜つんく♂芸能生活15周年記念アルバム〜』のブックレットには、この楽曲のパート割りが掲載されているため、ファンにとっては貴重な情報源となっています。

台湾でのカバーとロングヒット

『Go Girl 〜恋のヴィクトリー〜』は、日本国内にとどまらず、台湾でも人気を博しました。ハロプロ台湾のユニット、アイスクリー娘。の1stミニアルバム『1st最高!』と、大小姐の1stミニアルバムに、中国語バージョンがそれぞれ「Go Girl 〜恋のヴィクトリー〜」と「GO GO Girl」として収録されています。このことは、楽曲の普遍的な魅力と、ハロー!プロジェクトのグローバルな影響力の大きさを示しています。

カップリング曲『恋ING』の魅力

カップリング曲である『恋ING』は、「恋ING（こいアイエヌジー）」と読みます。「恋愛」に進行形を表す「ing」を組み合わせたタイトルが印象的です。

多彩な参加メンバーとミュージシャン

このシングルには、モーニング娘。の1期から6期までのメンバーが参加しており、それぞれの個性が楽曲に溶け込んでいます。また、つんく♂、鈴木Daichi秀行をはじめ、多くのミュージシャンが演奏やコーラスで参加し、楽曲の完成度を高めています。

収録アルバム

『Go Girl 〜恋のヴィクトリー〜』は、『ベスト! モーニング娘。2』や『モーニング娘。 ALL SINGLES COMPLETE 〜10th ANNIVERSARY〜』などのコンピレーションアルバムにも収録されており、現在も多くのファンに親しまれています。

『Go Girl 〜恋のヴィクトリー〜』は、ドラマ主題歌、フットサルとの関わり、ユニゾン形式、台湾でのカバーなど、多くの要素が詰まった、モーニング娘。の歴史においても重要な一曲と言えるでしょう。

もう一度検索