Google アカウント

Googleアカウントとは

Googleアカウントは、GmailをはじめとするGoogleの様々なサービスにアクセスするための共通ユーザーアカウントです。アカウントを作成することで、Googleが提供する多くの便利な機能を利用できるようになります。

アカウントの作成方法

Googleアカウントは、Gmailのメールアドレスを登録することで作成できます。また、他のメールアドレスを利用してアカウントを作成することも可能です。

欧州では、Googleが商標に関する訴訟で敗訴したため、googlemail.comドメインが使用されています。

Googleアプリケーションとの連携

Googleアカウントを作成すると、YouTube、Google Drive、Googleドキュメントなど、様々なGoogleアプリケーションを追加して利用できます。アカウント設定は一箇所に保存されますが、各アプリケーションは独自の設定を保存することも可能です。

以前は、YouTubeやBloggerはGoogleによる買収前に作成された独自のアカウントを保持できましたが、2011年4月以降、YouTubeユーザーはGoogleアカウントへの移行が必須となりました。

Googleプロフィール

Googleアカウントを使用すると、一般公開されるGoogleプロフィールを作成できます。他のGoogleユーザーに対して、自身がGoogle製品上でどれだけ情報を公開するかを設定できます。Googleプロフィールは、自身のブログや他のソーシャルネットワーキングサービス、画像ホスティングサイト上のユーザープロフィールにリンクすることも可能です。

マイアクティビティ

2016年に導入された「マイアクティビティ」は、Google検索履歴やウェブ履歴に代わる機能です。Googleアカウントにログインしているユーザーは、Googleによって追跡されたデータを確認し、削除することができます。マイアクティビティでは、検索履歴だけでなく、Google Chromeでアクセスしたサイト、YouTubeで視聴した動画、使用したデバイス、使用したアプリ、特定のGoogleサービスでのアクティビティを管理できます。全ての情報はタイムライン形式で表示され、ユーザーは追跡を完全に無効にしたり、特定のアクティビティを削除したりできます。

アカウントのブロック

Googleは、アカウントの「異常な行動」や、登録された年齢が利用規約に満たない場合など、特定の理由でアカウントをブロックすることがあります。アカウントの再アクティベートには、ウェブフォームを通じて有効な写真付き身分証明書を提出するか、少額のクレジットカード決済を行うことで本人確認を行う必要があります。他の方法（ファクシミリの送信や必要書類のアップロードなど）では、Google社員との交渉が必要となり、再アクティベートに数日から数週間かかることがあります。

アカウントの削除

Googleは、2023年5月16日に、少なくとも2年間使用されていない、またはログインされていないGoogleアカウントと、それに関連付けられたコンテンツを削除するポリシーを発表しました。このポリシーは2023年12月から順次適用され、作成後に一度も使用されていないアカウントから削除が開始されます。この措置は、放置されたアカウントが2要素認証などのセキュリティ対策が施されていないことが多く、スパムなどの悪用に対する脆弱性を持つためと説明されています。削除の対象となるのは個人のアカウントのみで、教育機関や企業などのアカウントは対象外です。

削除されるコンテンツは、Google Workspace（Gmail、ドキュメント、ドライブ、Meet、カレンダー）とGoogleフォトです。当初、YouTubeも削除対象に含まれていましたが、YouTubeに動画をアップロードしたアカウントは現時点では削除対象外となりました。

近年では、児童ポルノコンテンツなどがGoogleドライブに保存された場合、Google側で自動的に検知され、アカウントが強制的に無効化されるケースがあります。この場合、再審査は2回までしか依頼できず、アカウントが停止された場合、残存データのダウンロードが拒否されることもあります。

セキュリティ対策

Googleアカウントの利用者は、2段階認証を設定することでアカウントのセキュリティを強化できます。2段階認証を有効にすると、パスワードに加えて、スマートフォンで生成される確認コードを入力する必要があるため、不正アクセスを防ぐことができます。

もう一度検索