Greasemonkeyとは
Greasemonkeyは、
Mozilla FirefoxとSongbirdで使用できる拡張機能で、ユーザースクリプトと呼ばれる
JavaScriptコードを
ウェブページに適用することで、ページの表示や機能をカスタマイズできます。これにより、ウェブサイトの使い勝手を向上させたり、特定の操作を自動化したりすることが可能になります。
ユーザースクリプト
Greasemonkeyの核心となるのがユーザースクリプトです。ユーザースクリプトは、メタ情報を含むコメントで始まり、`.user.js`という拡張子を持つ
JavaScriptファイルです。メタ情報は、スクリプトの名前、説明、どのウェブサイトで実行するかなどの情報を含んでいます。この情報に基づいて、Greasemonkeyはスクリプトをどのページで有効にするかを判断します。
Google Chromeは、バージョン4以降、Greasemonkeyのユーザースクリプトの一部をネイティブでサポートしています。しかし、Windows版ではバージョン35以降、macOS版ではバージョン44以降、インストールしたユーザースクリプトを有効化することができなくなっています。この変更により、ChromeユーザーはGreasemonkeyの機能をフルに活用するには他の拡張機能や代替手段を探す必要が出ています。
人気のユーザースクリプト
Greasemonkeyコミュニティでは、多くの便利なユーザースクリプトが開発・共有されています。以下にその例を挙げます。
Greased Lightbox
このスクリプトは、画像リンクをクリックした際に、ページ遷移することなく、その場で画像を拡大表示する機能を提供します。また、前後の画像へのナビゲーションも可能になり、ギャラリーのように画像を閲覧することができます。これにより、ウェブサイトの画像閲覧体験がスムーズになります。
Auto Save Forms
このスクリプトは、フォームに入力したテキストをクッキーに保存し、いつでも復元できるようにします。これにより、フォームの入力中にブラウザがクラッシュした場合や、誤ってページを閉じてしまった場合でも、入力した内容を失うことなく、すぐに復元できます。特に長いフォームを入力する際に役立ちます。
関連情報
関連項目
ウェブページのスタイルを変更するための拡張機能。
Greasemonkeyの代替として利用されることがあるユーザースクリプトマネージャー。
外部リンク
Greasemonkeyの公式サイト。詳細な情報やドキュメントが掲載されています。
ユーザースクリプト専用の
リポジトリ(投稿サイト)。さまざまなユーザースクリプトを検索、インストールできます。
Greasemonkeyとそのユーザースクリプトは、ウェブブラウジングをより快適にするための強力なツールです。これらのツールを活用することで、ウェブサイトの機能や表示を自分の好みに合わせてカスタマイズし、より効率的で快適なブラウジング体験を実現することができます。