HAPPY BIRTHDAY,JOHN

HAPPY BIRTHDAY, JOHN

『HAPPY BIRTHDAY, JOHN』（ハッピー・バースデイ、ジョン）は、ジョン・レノンの生誕65周年を記念して2005年9月30日に東芝EMIからリリースされたトリビュートアルバムです。正式タイトルは『65th Anniversary John Lennon Tribute HAPPY BIRTHDAY, JOHN』ですが、その長さから多くの場面で短縮形が使われています。

このアルバムは1つの形式で販売され、スリーブケース仕様となっています。アートディレクターには浜田哲朗が起用され、同時にジョン・レノンのベストアルバム『決定盤ジョン・レノン 〜ワーキング・クラス・ヒーロー』もリリースされました。本作には、ソロ時代の楽曲やビートルズ時代のポール・マッカートニーとの共作曲が収録されており、幅広い曲のセレクションが楽しめます。また、実際のジョンの誕生日は10月9日で、このアルバムはその日より前に発売されています。

収録曲

このトリビュートアルバムはさまざまなアーティストによる全13曲を収めており、それぞれの解釈が光る魅力的な内容です。以下に主な収録曲とそのアーティストを紹介します。

1. Oh My Love - 100s（2:55）
作詞・作曲：Yoko Ono and John Lennon
ソロアルバム『Imagine』からの一曲で、独特のアレンジが施されています。

2. Yer Blues - 椎名林檎（4:15）
ビートルズのアルバム『The Beatles』収録曲で、椎名林檎の力強いパフォーマンスが印象的です。

3. Beautiful Boy (Darling Boy) - DREAMS COME TRUE（3:44）
『Double Fantasy』からの楽曲で、オリジナルとは異なるアプローチで再録音されています。

4. Happy Christmas (War Is Over) - 槇原敬之（4:33）
クリスマスシーズンにぴったりの曲が新鮮なアレンジで届けられています。

5. Hey Bulldog - 奥田民生（4:47）
ビートルズの『Yellow Submarine』より、ユーモアあふれる音楽スタイルが特徴です。

6. God - 宮沢和史（4:27）
シンプルながら情熱的な演奏で、レノンのメッセージが強調されています。

7. Lucy In The Sky With Diamonds - PUFFY（3:40）
色彩豊かなイメージと共に、ビートルズ時代の名曲が新たに蘇ります。

8. Tomorrow Never Knows - NAKAKŌ（6:53）
精霊的で幻想的なアプローチが施された作品です。

9. Love - フジファブリック（5:05）
ジョン・レノンの個人的かつ普遍的な愛のメッセージが綴られています。

10. Revolution - BONNIE PINK|BONNIE_PINK（3:34）
社会へのメッセージ性が際立ったアグレッシブな楽曲が印象的です。

11. Woman - SAKURA（4:55）
シンガーソングライターとしての強いメッセージを持った、心に残るバラードです。

12. Don't Let Me Down - 忌野清志郎＆仲井戸麗市（4:31）
共同のパフォーマンスが、情熱的な感情を引き出します。

13. Mother - Acid Test（9:28）
初CD化となるこの曲は、特別なアレンジとともに収録されています。

参加ミュージシャン

アルバムには、100s、椎名林檎、DREAMS COME TRUEなど、多数のアーティストが参加しています。それぞれが持ち味を活かし、ジョン・レノンの音楽に新たな解釈を加えています。特に各楽曲におけるアレンジやプロデュース陣の工夫にも注目です。

このトリビュートアルバムは、ジョン・レノンの偉業を讃えつつ、現代のアーティストたちによって彼の音楽がどのように継承されているかを示す貴重な一枚となっています。

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