フェアリーズの16枚目の
シングルとして
2018年2月28日に発売された『HEY HEY 〜Light Me Up〜』は、彼女たちの新たな一面を垣間見せる意欲作です。この楽曲は、1990年代に一世を風靡したユーロビート曲、Vanessaの「HEY HEY」を大胆にカバーしたことで大きな話題を呼びました。
原曲の持つキャッチーでアップテンポなメロディーはそのままに、
フェアリーズならではの洗練されたダンスと歌唱によって、現代的なアレンジが施されています。特に注目すべきは、
大阪府立登美丘高等学校ダンス部のバブリーダンスで一躍有名になった振付師akaneが手がけたダンスです。楽曲の持つノスタルジックな雰囲気と、akaneが生み出す斬新な振り付けが見事に融合し、視覚的にも非常に魅力的な作品に仕上がっています。
『HEY HEY 〜Light Me Up〜』は、多様な販売形態でリリースされたことも特徴です。初回限定盤には、特典としてメンバー別フォトカードがランダムで封入されており、ファンにとってはコレクションアイテムとしての価値も高いでしょう。また、初回限定盤には、2017年に行われたライブツアー『
フェアリーズLIVE TOUR 2017-STAR-』のダイジェストムービーを収録したDVDが付属しており、彼女たちのライブパフォーマンスの一端を垣間見ることができます。
さらに、メンバーそれぞれの名前を冠したピクチャーレーベル盤が発売されたことも、ファンにとっては嬉しいサプライズでした。萌々香盤、実生盤、真尋盤、理香子盤、空盤と、全5種類のピクチャーレーベル盤は、それぞれのメンバーの個性を際立たせたデザインとなっており、コンプリートを目指したくなるコレクターズアイテムとしての魅力も兼ね備えています。
通常盤には、ミュージックビデオを収録したDVD付きの形態と、CDのみの形態が用意されています。ミュージックビデオでは、akaneが手がけた特徴的なダンスを存分に楽しむことができ、楽曲の世界観をより深く理解することができます。
表題曲である「HEY HEY 〜Light Me Up〜」は、TBS系『
COUNT DOWN TV|COUNT_DOWN_TV』の
2018年1月・2月のオープニングテーマとして起用され、幅広い層に楽曲が届けられました。このタイアップによって、
フェアリーズの知名度はさらに向上し、新たなファンを獲得するきっかけとなりました。
『HEY HEY 〜Light Me Up〜』は、
フェアリーズにとって新たな挑戦であり、彼女たちの表現力の幅を広げる上で重要な作品となりました。ユーロビートのカバーという意外性、akaneによる斬新な振り付け、そして多様な販売形態といった要素が組み合わさり、彼女たちの魅力を最大限に引き出すことに成功しています。この
シングルを通して、
フェアリーズはアイドルとしての枠を超え、アーティストとしての地位を確立しつつあると言えるでしょう。