HIRA^O SAKI

HIRA^O SAKI

HIRA^O SAKI（ひらお さき）は、平松愛理、尾崎亜美、崎谷健次郎からなる特別な音楽ユニットです。このグループは清水信之のプロデュースにより、1992年にシングル「My Best Friends」で華々しくデビューしました。これらのメンバーは、それぞれのソロ活動でも著名なシンガーソングライターであり、キーボードを担当しながら、自らの音楽スタイルを確立してきました。

来歴

1992年、HIRA^O SAKIのメンバーである平松愛理、尾崎亜美、崎谷健次郎は、全員がポニーキャニオンに所属していました。平松はデビューの翌年に清水信之とともに楽曲制作を行い、「部屋とYシャツと私」が80万枚近いセールスを記録したことで名声を得ていました。崎谷とはコンサートでの交流があり、尾崎とも楽曲制作を通じて関係を築いていました。尾崎は当時、新たなストリートバンド「桃姫BAND」のメンバーとして活動していました。年末には平松が日本レコード大賞の作詞賞を受賞し、3人の才能が一段と注目されていました。

このような背景から、清水信之プロデュースのもとで、3人のキーボーディストによるクリスマス・コンピレーション・アルバムの企画が立ち上がりました。グループ名の「HIRA^O SAKI」は、各メンバーの名前の最初の漢字を組み合わせたものであり、性別を意識せずに個性を際立たせるためにアルファベット表記が採用されています。

このユニットは、1992年11月に「My Best Friends」というアルバムを発表し、楽曲制作はスタジオ中心で行われました。このため、個々のメンバーの活動に比べると、グループの顔を大々的に見せる機会は少なかったのが実情です。

後の活動

2009年には、崎谷健次郎の3rdベストアルバム『崎谷健次郎 BEST COLLECTION』に「My Best Friends」が「平松愛理・尾崎亜美・崎谷健次郎」という名義で収録されました。これにより、彼らのユニットとしての活動が再評価されました。

2014年には、尾崎と平松が共演したコンサートが大阪、兵庫、東京で開催され、彼らの相互作用がファンを喜ばせました。このコンサートでは、「青春のベスト・ヒット・コレクション」というテーマのもと、グループの魅力が再認識される瞬間となりました。

メンバー紹介

• - 平松愛理（ひらまつえり）: 1964年3月8日生まれ、兵庫県出身。1989年にソロデビューし、キーボードとボーカルを担当。
• - 尾崎亜美（おざきあみ）: 1957年3月19日生まれ、京都府出身。1976年にソロデビューし、キーボードとボーカルを担当。
• - 崎谷健次郎（さきやけんじろう）: 1962年12月30日生まれ、広島県出身。1987年にソロデビューし、キーボードとボーカルを担当。

ディスコグラフィー

• - シングル: 「My Best Friends」(c/w: My Best Friends(original karaoke), 1992年11月20日発売、PONY CANYON PCDA-00388)
• - アルバム: 「My Best Friends」(1992年11月20日発売、PONY CANYON PCCA-00412)。このアルバムには、各メンバーによる2曲ずつの楽曲が収録されています。

個々のメンバーは、その後も音楽シーンで活躍を継続しており、HIRA^O SAKIとしての活動は特別な意味を持つものであると言えるでしょう。

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